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8月7日 暑い暑い日が能楽現在形千秋楽だった。
普通なら、舞囃子、狂言、能の順だが、この日は、いきなり能の野宮からはじまった。 シテは片山清司さん。 シテ登場の折の囃子は、物哀しく、野宮神社の風が感じられた。 松田さんの笛が高く低く奏でる。 シテ登場。 前シテは華やかな小袖の若い女の姿だ。 美しい!この方はほんとうに美しい。能の家、舞の家のDNAがぴったりと寄り添い、 六条御息所が高貴な女、上品の女であることを全身が伝えている。 それだけに、年下のまだ若い19歳の源氏からの愛は素直に受け入れられない身の上も感じる。 でも、愛は無常だ、いけないとおもいながら、源氏のひたむきな愛への思いは 捨てきれない。しかし、娘は斎宮になる清らかな身。母としての立場、女としての立場・・ 潔斎の聖なる野宮の場所が、彼女の気持ちをしばろうとする。 野宮の森の木枯らし秋ふけて~森の木枯らし秋ふけて~ 身にしむ色の消えかへり~・・ 秋、哀しい女の秋。 後シテの静かな舞から、 露うちはらひ、訪はれしわれも、その人も、ただ夢の世と、古り行く跡なるに、 たれ松虫の音は、 りんりんとして、 風茫々たる、野宮の夜すがら、なつかしや~ の風茫々たるで、両手で風を起こし、早い舞になる。 激しい恋の気持ちの高ぶりを感じさせる、その勢いで門にすがるが、一歩右足を踏み出そうとする一瞬。 あきらめて、~火宅の門を出でぬらん、火宅の門へ そして、六条は火宅をかかえたまま、娘の斎宮のお供で、伊勢に行くんですよねー。 野宮は以前に友枝さんのを見ている。そのときの迷いの重い六条に衝撃的な感動はおぼえているが、 この日の清司さんの六条は、恋の思いは強く感じる女性だった。 休憩をはさんでの舞・坂口貴信さんの天鼓。 若い坂口さん、お初の認識でしたが、すばらしかった。こんな美しい方いたんですねー。 大鼓 忠雄パパ、笛は竹市学さん、小鼓 成田達志。太鼓 助川治・・とすごいメンバーで舞う、その緊張感が伝わってくる。こうした冒険は、能楽現在形ならではだ。 そして狂言は越後婿の祝言之式。萬斎さんだ。 笛・竹市学、小鼓 成田達志、大鼓・亀井広忠、太鼓 助川治。 謡は、石田幸雄、深田博治、高野和憲。野村遼太(すごいね、大きくなったねー)。 赤い頭をつけた、大きな口の獅子が、それはもう、縦横無尽に舞台を舞い、橋掛かりにバクテンでと、 40代の萬斎さんも、「まだまだ俺はやるぜ」を感じさせる激しい舞。 すきっと千秋楽らしい舞納めだった。
by ginsuisen
| 2010-08-25 10:49
| 感激・舞台
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