大好きな能楽鑑賞から料理まで、日常さまざまの記録
by ginsuisen
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やっぱりすごい 三田村先生の源氏物語
c0092027_174117.jpg


NHKETVの100分で名著という番組で、「源氏物語」が始まっている。
毎週水曜の午後11時からで、
再放送は、午前5時半から5時55と午後0時25~0時50分までだ。

そこでの解説は、我が敬愛する、源氏の先生・三田村雅子先生ということで、
毎週このところ、見ている。
100分でというのが、うたい文句のため、いかんせん、TV では、物足りない。
ま、そんなところかというところだが、
先生の玉のようなお声での和歌や文章を読む声を聴けるだけでもありがたい。
初回はお着物だったが、2回目からは洋服の先生。
うーん、お顔はかなりつややかでほっとした。なんて思いつつ・・

ところで、テキストが販売されているので購入。
これがなかなかのすぐれもの。

TVの制限では言えないで、おそらく忸怩たる思いだっただろう先生の
想いの丈が書かれていて、短い中にも、うならせる内容だ。
源氏を読む、理解するための、角度、視点の方向性として、
とてもすばらしい入門書になっている。
冒頭には、
「愛があるから想いが伝わるのではなく、どこまでも想いがすれ違ってしまうという愛の不可能性をめぐって、物語は書き続けられていいます。
物語が大事にしたその一つ一つのずれときしみを取り上げながら、そのすれ違いを超えてさらに求められていくものを考えてみました~」とある。

単なるプレーボーイの色事の話と思っている人にも目からうろこのはず。

そして最後の締めの言葉がすばらしい!
ここに引用。
「紫式部は、人間というものの本質の部分におもりを下し、いちばん深いところをえぐり取るようにして、この大長編の物語を綴りました。そのように描かれた、現代の私たちにも通する人たちの姿と
そのもがき方をぜひ読んでいただきたいと思います。『源氏物語』は私たちの時代の物語でもあるのですから」

そして、TVは4回で構成 こんな感じです。
1 光源氏のコンプレックス(4月4日)
2 あきらめる女、あきらめない女(4月11日 再放送18日)
3 体面に縛られる男たち(4月18日 再放送25日)
4 夢を見られない若者たち(4月25日 再放送5月2日)

番組HPに三田村先生のコラムがありました。こちら→ぜひ。

ところで、このところのNHKのBSの歴史館とか、歴史ヒストリアはなかなかいいと思っているのだが、このEtVは、司会進行がいまいちの気がする。
私的には、伊集院光の服装がどうも、カジュアルすぎて見ていられない。
もう一人のアナウンサー女史の進行もなんとも??なのだ。
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by ginsuisen | 2012-04-18 01:07 | 映画・本・美術館
ブラボー 三田村雅子さん!
学習院大学での源氏物語千年紀念シンポジウムに行ってきた。
16時からの雅楽と舞楽と17時半からのシンポジウムだったのですが、
16時10分についたのです。で、まさかねー、満席で入場できないとは。
立ち見も許されないらしい(あとで知ったのですが、皇太子ご臨席だったせいみたい)。
学習院の100年記念館の会場は、さすが美しい建物。
休憩まで入場できないので、隣の館でのこの日限りの展覧会をも見てきた。
皇太子の成人のときの衣装から、学習院所蔵の源氏物語の書写本がたくさん!

戻ってみると、ちょうど舞台のモニター画面は青海波の舞のとき。
光源氏と頭中将が輝くばかりに舞った、紅葉賀の場面です。

休憩後のシンポジウムから座れました。

最初は学長の永井和子さんの挨拶「源氏物語はこれといって定まった形がない。たった100年前は、1908年。ちょうど与謝野晶子さんなどが活躍したころです。そして今、国際的にも活躍されている佐野みどりさんと三田村さんをお呼びした・さて未来の1000年につながるかどうか・・・」すごいなー、次の千年紀って??

最初は学習院大学の教授佐野みどりさん。日本美術史専攻。
物語に表れる状況、情景は、すでにあった屏風絵を表現しているものがあり、
それが記憶の中にすりこまれ、また源氏絵となっているものが多い。
宇治橋を描く屏風絵には必ず柳と水車が描かれている・・それは宇治十帖を表現しているものであることなどなど。スライドを次々と見せてくれる。
なるほど、紫式部が記憶の中での絵から文章にし、それがまた後世の源氏物語絵巻へとなっているという考察。
ただ、この方の説明は、書かれたものを読むというなんだか硬い説明で、ちょっと疲れてしまう
解説だ。難しい言葉を使いすぎるなー・・・

さて、さて三田村先生。B42枚裏表使ってのレジュメは5ページ分。
黒いツーピース姿。
初めに「目白は住いも近く、小学校も通っていた。緑の木々に囲まれた学習院は散歩コースでした。その木々に敬意を表して、今日は樹木をテーマにして源氏物語を考察します」
で、そこからがすごかったー。
若桑先生のマシンガントークではないけれど、よどみない語りで、源氏物語に書かれている
木々の陰、花の蔭、樹木の根と主人公たちの心の動きを関連つけていく。
そこには気取りの言葉が一切無い。
さすが70年世代のスタンスが常に自分目線においているというすばらしいバランス感覚だ。

木の陰。根の話 

なんとなんと、光源氏は最初、桐壺院の大きな木陰、そして左大臣の大きな木の下で守られ、
次第に、自分自身が大きな木となっていく。
そして、明石一族は、小さな名もない木だが、いずれ、根を生やすだろう・・という、
いずれも、歌の中に、それを表しているものがあるというのだ。
そして、子供の薫がいつも頼りなく、柱によりかかっている。
八の宮の死後はますます、その家の柱によりかかる、すでに柱は生きている木ではない。
浮舟は、もう根だけの根元で、入水後、見つかる。
木・根、根元・・循環の構図 だというのだ!
ヒェー!でした。
こんな見方ができるなんて、すごい!

後日談 
この日、懇親会があって、主催者から案内され、先生は皇太子と挨拶したそう。
でも、後ろにずらーっと順番待ちだったので、挨拶だけで、そこそこに逃げていたら、
皇太子のほうから寄ってきて「テレビ見てます」と言われたそうな。
(あの、ハイビジョンの源氏物語千年紀をみたんでしょうね・・ウフフ)
三田村先生は講演会あとでも、いっぱい取り囲まれていたものねー。
皇太子さんも話がしたかったかも。
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by ginsuisen | 2008-12-11 14:47 | 映画・本・美術館
源氏物語系をやっと読了 そして次は
今年は、源氏1000年紀とばかりに、本がたくさん刊行された。
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中でも、三田村雅子先生が80ページも割いて、解説した芸術新潮2月号は、1冊の本にまとまった。「源氏物語 天皇になれなかった皇子のものがたり」
ハンディな新潮とんぼの本だから、バッグの中に入れておいても読めるのがうれしい。
改めて、源氏物語国宝絵巻を見ながらの解説は実におもしろい。

そんなこんなで、まず読み返したのは、三田村雅子著「源氏物語 物語空間を読む」(ちくま選書)。
三田村先生がどこに興味を惹かれて源氏物語に入り込んでいったかが、読むごとにわかる。そして、縦横のからみあう物語の構成になるほどと思ってしまう。源氏を全巻読んでなくても十分におもしろい。

次に三田村先生が大尊敬しているという秋山虔さん(東大名誉教授で、小学館の古典文学全集の源氏を編纂もしている)との対談「源氏物語を読み解く」(小学館)。
これは実におもしろかった。二人の研究者がバンバンとその知識の元で、解釈をやりとりする。その熱情がビンビン読んでいるこちらに伝わってくる。暑い夏に17時間に及ぶロング対談。

秋山氏は、「こんな大正生まれの老躯が現在の学界の中心的な存在としてリードしておられるあの才女とどんな対談になるのだろうかと、まったくイメージが思い浮かばなかった。~研究発表に対する質問の折の批判的論鋒の確かさきびしさにかけては夫君の三谷邦明氏とともにお際立っておられたし・・・ この際、三田村さんにすべてを委ね、私のほうはただ。誘導していただければよいではないか、とごく自然に思い至った」とあとがきにある。

対して三田村先生は、長年のファンでもあったので、天にも昇る心地で引き受けたのだそう。いつか、その厳しい批評を直接浴びてみたい、徹底的にうちのめされて、その底でどこまで自己主張できるかためしてみたいと望みをずっと抱いていたという。
実際の対談では、光源氏ににらまれた柏木の心境だったとも。
でも、初めは、机をはさんでの対談が、次第に机の角をはさんでの語らいとなり、最後の宇治十帖では、並んで、テキストをはさんで肩を寄せ合って作品を味わった~とある。
そんな二人の臨場感が感じられ、一気に源氏物語世界へ引き込まれたしまった本だ。
なぜ、だから、どうして・・研究者の知識の世界に遊ばせてくれて、私のような不案内者でも十分楽しい。

で、やっと今日読み終わったのが先ごろの新聞でも紹介された山本淳子著「源氏物語の時代 一条天皇と后たちのものがたり」朝日新聞社。

これもおもしろい。現実の天皇家の話、后の話なのだ。
そこに、花山天皇、一条天皇が生きている、清少納言がいる、遣えた定子がいる。紫式部がいる、彰子がいる。藤原道長がいる、和泉式部がいる。みんな生きているのだ。
その人たちの息が、悩みや喜びが聞えてきそうなほど。

すごいなー。
千年の昔に、この人たちがいて、私たちがいるといったら、大げさかしら。
そして、三田村先生や秋山虔氏を始め、山本淳子さんなど並々ならない研究者たちがいるから、今の私たちは古典の世界の人と対話ができる。
ありがたいことだ。

次は・・何が読めるかな。完全読破がだんだん辛い年齢です。
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by ginsuisen | 2008-10-27 14:16 | 映画・本・美術館