大好きな能楽鑑賞から料理まで、日常さまざまの記録
by ginsuisen
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国立能楽堂25周年記念企画 4日目 待望の川上と三輪
国立25周年企画の中で、もっとも激戦だったのが、この4日目の企画。
なんといっても万作師の川上に、人間国宝になったばかりの友枝さん。
そう、あぜくら会員チケットのネットでは5分でクローズ。
電話がつながったのは1時間すぎだった。友人の何人もが逃したチケット、
台風近づく金曜の夜、大事に行きました~。

狂言・川上。何回目かなーと感慨深く見ました。
橋掛かりからコツコツと杖が聞えてくる。万作師のこの盲目の役は、ほんとうにすごい。
ほんとうに見えないのがわかる。
ありがたい川上の観音様があけてくれると知って、勇んでいくときの心も早く飛んで行きたいが、いかんせん、目が見えない、もどかしく歩いていくと、つまづいてしまう。
「あ~いた、アイタ。あ~いた、あいた」この台詞は、「しびり」での台詞と同じなのに、
これは本当に痛さが身に応えているのが見所も一緒になって痛くなるほどだ。
あー、気の毒だなと切実に思う。
それだけに、目があいたときの喜びようが伝わる。
でも、観音との約束が、妻と別れよとは。
妻の怒りをこちらも供に、床を踏み鳴らしたくなる。
石田幸雄さんの妻・・いいですねー。長年連れ添った時間を感じさせます。
そうよ、あなたが目が悪くなろうとも、ずっと一緒に暮らしてきたのだもの。
いまさら、なんでしょう。そんな観音、こちらから踏み潰したい。
再び、謡いあい、手を取り合って、元の暮らしに戻っていく夫婦。
この川上を最初に見たとき、涙があふれた記憶があります。
新宿狂言でも、萬斎さんがプロデュースして、川上でした。
あのときは橋掛かりではなく、舞台中央に二人が手を取り合って帰っていったのでしたっけ。そして、世田谷でも、確かあったのではなかったかなー。

さて、今改めて思うと、観音で目が開いたのは夢だったのではないか・・
そんなに簡単には目は開かないよというお話だったのでは。
人生を受入れる。受入れることで見えてくるものがある。
そんな風にも思えましたが。


能は三輪
杉さんのお笛。細く長く、美しいです。
この日のワキは欣也さん、そしてアイは萬斎さん。
25周年にこの若き2世たちを選んだのは、意味があるのではないかと途中で思えてきました。そう、国立ができたとき、萬斎さんは確か三番叟を踏んだと聞いています。
真っ白な舞台で踏んだ感激をどこかで語っていました。
だからこそ、能楽の世界にイギリスから戻ってきたとも。
その彼らが、当代一の友枝師と同じ舞台にいる。
囃し方もトップランク。太鼓は若手君とともに次代を担う彼らにとっても大貴重な舞台になったのではないかと実ながら思いました。
前シテの衣装・美しかったです。
金茶色と薄い白地の段重ねに、草花の模様が散りばめられた秋の風情というのでしょうか。
裏は紫でした。
右手には数珠を持っての登場です。
いつも水をもってきてくれる女とワキの問答。
とうとう最後に住み家を聞くと、応えます。
「三輪の里」だと。
そして、くるくると回って、作り物の中へ。

アイの登場。萬斎さんが道行をながら三輪明神を参詣。そこに、衣を見つけたと
ワキの僧都に報告します。
そして、水を汲んできた女は、三輪明神だろうといいます。
とても静かなアイ語りが厳かさを高めます。

そして、ワキが三輪の里を訪ねていき、衣を見つけます。
オー、オー、ウオーと大・小の掛け声とともに、
後シテが登場します。
明神の作り物の布がするすると開くと、あらー、美しい!
さっきの里女とは違う、緋袴に白の神々しい明神がそこに。

そこからは、もう、友枝さんの独壇場。
うっとりうっとり見入りました。
夜しかこない夫婦、不審に思い糸をつなぎ、その糸をたぐれば、この山もとの杉まできた・・
それから天の岩戸の話も。
神楽が舞われる。
そして、岩に隠れ、そっとのぞくようにまた岩戸からでてこられる姿のかわいらしさ、美しさ。
橋掛かりまでいって、ふと振り返ったように、見つめる横顔!
神がかっていました、ハイ。

あ~きれいでした~。うっとり~。
こんなありきたりのことしか書けません。

ということで、もう10日も感想書くのに、かかってしまいました。

2008年9月19日@国立 6時開演

狂言「川上」 和泉流
シテ 野村 万作
アド 石田 幸雄

能「三輪」神遊 喜多流
シテ 友枝 昭世
ワキ 宝生 欣哉
アイ 野村 萬斎
笛・杉 市和、小鼓・横山 晴明、大皷・亀井 忠雄、太鼓・前川 光長

地謡 粟谷 浩之、金子 敬一郎、友枝 雄人、内田 安信
   粟谷 明生、粟谷 能夫、出雲 康雅、長島 茂

後見 香川 靖嗣、中村 邦生、狩野 了一
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by ginsuisen | 2008-09-29 17:53 | 感激・舞台
舞台の熱気は外以上 亀井家の「囃子の会」
行ってきました。暑い8月の第一土曜日。16時半開演@歌舞伎座
前日までの2~3日は比較的しのぎやすさがあったのですが、この日は暑い、熱い!という感じ。午前中に夕飯を仕込んでいる間に汗びっしょりに。さすがに途中でクーラー入れてシャワーを浴びてから出かけました。

チケットに開場時間も書いてないので、ちょっと不安。案の定、まだ開いてませんでした。
近くの茜屋珈琲店に。オッとびっくり、全部995円なり。お上等な歌舞伎座お客様向けの珈琲をいただいて、お釣5円はキンピカ也。

熱気むんむんの歌舞伎座。車で乗り付ける、きれいどころを尻目に三階席へ。
あー、階段なんだ。
佐太郎さんが、今の歌舞伎座でできるということ、初めてにして最後と・・パンフだかにありましたが、そうだねー、エスカレーターかエレベーターが必要ですね、これからの時代の劇場は。

舞台が開くとー、能舞台を1・5倍くらい広い舞台が正面に。
左手は、幅広い橋掛かり。立派な松の作り物に、銀の屏風。
いつもの、三響会だと、もうちょっと派手な舞台装置ですが、
パパ・ママの会を意識しての大人の雰囲気。

一、三番叟
   藤間勘十郎  笛・福原寛 脇鼓・傳左衛門 頭取・佐太郎 脇鼓・傳次郎 大鼓・広忠
            三味線 杵屋

能も演目の最初に翁を演じ、祝い、呪術的なものだが、歌舞伎でも芝居小屋で毎日、三番叟を演じてから興行を行うのが慣わしだったとか。公演の祝言の意味を込めての三番叟を、三兄弟のもう一人の息子と呼ばれるほどの仲という勘十郎さん。操り三番叟のほかに、なんと舌だし三番叟とかあるそうだけれど、ちょっと舌を出したけれど、もっとやわらかい華やかな三番叟だった。笛の段もおめでたい感じいっぱい。千歳もいないで自分で鈴を取りに行くのもおもしろかった。小鼓の頭取・佐太郎さんを息子たちが囲む。三味線もついて、いつもの能の三番叟の緊張感とは別で、なんともめでたやな・でした。直面・素袴の勘十郎さんがさわやかだった。
広忠君が歌舞伎の囃子を打つ、めずらしいもの。表舞台ではめったに母と組まないわけだから、佐太郎さんには感慨深いものだったろうな~。

二、鶴亀
   帝・中村梅玉
    亀・中村萬太郎
    従者・中村梅丸
    鶴・中村梅枝
      笛・鳳声 晴由 小鼓 田中長十郎 傳次郎 傳左衛門 大鼓・太左右 太鼓・佐太郎      唄 三味線 


幕があいて、パーッと華やかな雰囲気。これもおめでたい続き。能の鶴亀とは一味違うが、詞章は観世のものだとか。皇帝の梅玉さんに、亀と鶴がおめでたく舞う。亀は亀の模様、鶴は鶴の模様の刺繍の衣装でした。長唄、三味線もついての歌舞伎色の華やかなな舞台にうっとり。こういうのも、たまには、いいスね。

三、小袖曽我
   観世銕之丞
   梅若六郎
 大鼓 亀井忠雄 小鼓 幸 清次郎 笛 松田弘之 

地謡 坂口貴信 角当直隆 山崎正道 観世喜正 梅若晋也 片山清司


やっとお能バージョンです。なんだかホッとします。舞囃子をまあ、なんと豪華な二人が舞うのでしょう。曽我兄弟の話は歌舞伎でもあるけれど、能の舞ならではの静ななかに力強さを感じる舞。もともと直面の能。軽やかで、かっこよかったです。お二人の息もぴったり。何より、大鼓の忠雄さんに笛は松田さんですから情緒たっぷりでした。ちょっと舞台が広すぎて、音の響きが弱いような・・・・

四、静と知盛
   中村富十郎

笛 福原寛 小鼓・傳左衛門 大鼓・広忠 太鼓・傳次郎 唄 三味線・杵屋


「静と動という全く異なった性格の二役を、ひとりの演者が、しかも扮装をせずに「素」で演じ分けるのは、舞踊の技量はもちろんのこと、演技力をも必要とされています」
と、パンフにあったとおり、それは見事でございました。
こういうのを見ると歌舞伎もいいな~なんて思います。
熟した芸域の広さでしょうか。富十郎さん、ステキ。笛のほかは三兄弟というところも、スゴイ見ものでした。

休憩が40分も。歌舞伎座式でした~。みんな手馴れていてお弁当持参だったり申し込みしていらしたようです。

五、羅生門
   中村吉右衛門  笛・鳳声 晴由 小鼓・傳左衛門 大鼓・広忠 太鼓・佐太郎 唄・三味線

後半の最初が吉右衛門さん。能楽の羅生門の詞章をほとんど使った長唄「羅生門」ができたのは慶応二年だそう。三世勘五郎の代表作に。今回はそれに初めて振り付けがついて、舞踊として上演した記念すべき初お披露目だったようだ。
鬼退治の頼光の話だ。馬にのったり、おいかけたり、とっても見ごたえありました。
これも、佐太郎を支えるのは、広忠君に傳左衛門。歌舞伎の囃子を見事に広忠君が打つ。
お稽古を含めて、こうして並んで演じること・うれしかったでしょうね~。


六、楊貴妃
   観世清和 ワキ・宝生閑
    大鼓・亀井忠雄 小鼓・幸 清次郎 笛・松田弘之
    地謡 坂口貴信 角当直隆 山崎正道 観世喜正
        片山清司 観世銕之丞 梅若六郎 観世晋也

いつもの能と違って、見所が暗い中で幕が上がると、すでに閑さんは登場。楊貴妃を捜し求めて常世まできて、印の釵(かんざし)を見せてほしいという後半のところ。御簾の中から、楊貴妃登場。照明がパーッと明るくなって、光輝く様を表現する演出。美しい!可憐!衣装は小さな扇の面がいっぱいの模様。釵を頭の冠につけると、はばたく鳳凰でした。なつかしい、帝との在りし日のこと舞う。哀れな美しさでした。そして、釵を渡し、閑さんは別れをつげて、帰っていきます。
支える囃子、地謡のそりゃ~見事!なんと豪華な地謡。なんといっても後列の並び方のすごさ、喜正さんが前列の端なんてみられませんね、ふだんは。

 パンフによれば、忠雄さん「能の方は私が『これを』と勝手に決めてお願いしました。楊貴妃で は家元が舞って、六郎さんが地頭で隣に銕之丞さんが並ぶ。そういう番組を作り、地謡に片  山、観世、梅若の次代を担う家の子たちが出ることで、彼らにも何かを得るものがあるはずで す。他ではちょっと考えられない番組になりました。目利きの方たちに応えられるだけのメンバ ーが揃いました」と忠雄は笑みをうかべる・・とありますー。ニャルほどー。
  
七、老松
   坂東玉三郎
   
   笛 田中傳十郎 傳太郎
   小鼓 田中左吉郎 田中傳九郎 田中源太郎 田中佐英 田中傳左衛門
   大鼓 田中傳八郎
   太鼓 田中佐太郎 田中傳次郎 
   唄6名 三味線6名 
   

さあ、最後は・・と、10分はさんで、幕が上がっると待ってましたとばかりの溜息~!
美しい、美しい博多人形のような玉さまが!屏風も金に変わってました。笛二人に鼓は田中一門勢ぞろい。歌舞伎色一色のお祝いのよう。
これだけを見にきている方もいたかもー。
真っ黒な留袖の模様も松。老松といえども、一千年の昔より、老いては若返る松そのもの。
解説によると、素の長唄として作曲された最初の曲で、演奏を鑑賞するという目的の下に作られた特徴があるそう。
扇2本を、ピタッと持ってのそれは目の保養になる舞でございました。端には太鼓二人・傳次郎さんと佐太郎さん。その寄り添った二人の音色に思わず耳を傾けました。

番外 獅子
   笛・福原寛
   小鼓・田中傳左衛門
   小鼓・田中佐太郎
   大鼓・亀井忠雄
   大鼓・亀井広忠
   太鼓・田中傳次郎


そして、最後は、家族一体となった獅子。前の回のとき、ほんとうにプログラムの番外で子供たちと忠雄さんが打ったあの乱れ打ちのような獅子を今日はママも加えてのもの。

 「親バカかもしれないけれど、子供たちには基礎を仕込んでずっと見てきました。私の年齢に なれば、みんな私を追い越して行くでしょう。前回に傳左衛門、傳次郎と『獅子』を演奏したとき 『やってよかった』と思った。全員がそろう曲がないので、今回はみんなでやろうということになりました」と忠雄さんの言葉パンフにはある。

中央に忠雄さんと佐太郎さん、それを囲むように3人の子供たち。端に笛。最初は佐太郎さんに傳次郎、傳左衛門の3人が笛の誘いで打つ。その次に忠雄さんと広忠の能グループ。そして、全員が吼えて、打って。親獅子が子獅子の旅立ちを祝うかのよう。
普段の幸弘君で聞きなれているせいか、笛がちょっとやわらかいかなーでしたが、
家族の結束とこの見事な才能と芸位に感服でした。
幕が下りてからやまない拍手に応えたように幕が上がると、そこには家族5人が頭を下げていました。
 
いやはやすごかったなー。
でも、心なしか、佐太郎さんが小さくなった感じに見えました。それだけ、子供たちが大きく一人前になったということでしょうか。
それにしても、ここは歌舞伎座。言ってみれば、佐太郎さんのホームグラウンド。そこに忠雄パパは、出向いてきているわけですねー。還暦を迎える妻を思う、忠雄さんの大きな愛を感じましたー。

今、パンフを見ると・・
  忠雄さんの言葉があります。
  「目利きのお客様にお集まりいただき。そこで物事が出来れば、舞台人としては一番の幸せ  です」・・・・とも。ヒエー。見所にも目利きを期待されている忠雄パパ、応えられていたのかどうか。でも、いずれの方々も立会い一本勝負でしたね、ほんとに。それに演者にも囃子の方々も佐太郎ママとと忠雄パパは師匠。そのお祝いにしっかり舞、演じ、演奏ていたのだなーと思えました。こちらはそれを拝見したわけで、本当にどうもゴチソウサマでした。いつまでもお元気でまた見せて聞かせてくださいませ~
  外はそれはそれは暑かったうえに、あの親子の熱気に当てられ、それ以上に興奮していてもっと暑く感じて帰路に。

追記・佐太郎ママの言葉
 羅生門で佐太郎と広忠が共演について
 「一度一緒にやってみたかったので楽しみです。息子たち主催の『三響会』とは違うから『冒険 はしないで』とお願いしています」・・そうかー。だからいつもより抑え気味の演出だったのね   ー。舞台装置もすごく正統派だったし、照明なんかもわずかに楊貴妃だけだったのねー。きち んとした正統派で勝負!あの佐太郎さんらしいですねー。そのママの希望に添った息子三人 に拍手!。

それにしても見事な家族だな~。三人の子供たちの末の末まで見られるとうれしいけど・・
お孫ちゃんが女の子とか・・ここも絶滅危惧なんて勝手な心配したりして・
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by ginsuisen | 2008-08-03 18:57 | 感激・舞台
東京で京都の能 テアトル能東京公演 味方玄さん!
味方玄さんに注目して釘付けになったのは、
そう、昨年のダイナース囃子コンサートでのこと。

仕舞を見ていて・・なんと美しいと思ったのだった。

で、昨年のテアトル能があったのは知らなかったので
今年は待ちに待って行ってきました。テアトル能は18回目、東京公演は2回目だそう。
先日の平安神宮でも後見にいらしてその姿勢姿がきれいでしたー。
夏の暑さの始った、7月12日土曜日の午後2時から@宝生能楽堂です。

実はこの週の初めに高熱を出してしまい、食欲減退もあり、暑いしで、結構フラフラで到着。
脇正面での鑑賞。
c0092027_19281328.jpg

初めに仕舞、舞囃子が 6番ほど続く。
弟の味方團さんの賀茂、父上の健さんの舞囃子高野物狂、最後に片山清司さんまで・。
いやー、どなたも盤石。美しい。なんとなく、たおやかというかやわらかい中に筋が通っているというか見ていて、うーん、心地よい風が感じられたのですが、なんだろう。
清司さんの山姥、声の太さにしびれそうでした。
中でも、船橋という仕舞にちょっと惹かれました。
どんな能なのだろう。花筐を舞ったおじいちゃま、やさしい風情がなんともいえません。あとで、この方、地謡に座ったら、ほんとうにお年。舞っているときの軽やかさ、
はんなりでしたのに。

休憩をはさんでの井筒。
味方さんを中心に、脇は閑さん、囃子は忠雄パパに成田さんに一噌仙幸さんと
すごい布陣。
そのせいか、うーん、味方さん若い若い井筒の女だった気がしました。

美しく、きちんとした型の中での静かな強さのようなものを見せる、待つ女。
待って、待って、そのまま青春も何もかも秘めてしまったような。
途中でふと、友枝さんの井筒を思い出していた。
友枝さんの女は、待つことを通り越して、その向こう、燃焼した陽炎のような女だったなー~なんて。
でも、この味方さんの女は若い、情熱も熱い女。
燃焼はこれからのような・・幼馴染の愛の表現そのもののような。
そんな感じだったような気がしました。
地謡すばらしかったー。
謡の観世のすごさを感じました。というか清司さんひきいるメンバーのすごさ?
そして、囃子のすばらしさはもう秀逸。
笛のやさしさ、小鼓と大鼓のバランス。じわじわと井筒の女の気持ちをアップさせていく。
動かずに居グセの状態でも心が早くなるのを感じさせました。
いやー、能はシテだけでなく囃子・地謡の三者が作り出すものを実感。
そういう意味でシテだけが目立つのではなく、調和で見せた舞台だったなー。
装束も美しかったです。
業平になった装束は紫の地に金の扇に白い藤の花模様。
井戸をのぞきこむときも、そこに見えるのは業平。老いた女ではない。若い二人の姿・・。

しかし、広忠さんやこの味方さん、片山清司さんなど、2世たちの時代が確実に来ているのだなーと感じました。

それにしても、味方さんのファン見所・・拍手ちょこっと??でないかなー。
せっかく立派な舞で終えられたのに、シテ、脇のたびに拍手なんだものなー。

来年は邯鄲とか・

番組
仕舞 「加茂」 味方 團・・・力入ってました。
「船橋」 河村 晴道・・・これ、すごくよかったです。
地謡 梅田 嘉宏、角当 直隆、清水 寛二、長山 桂三・・地に清水さんにオッと思いました。

舞囃子 「高野物狂」 味方 健・・玄さんのお父さんです。しっとりしていて、なかなか。
笛 一噌 仙幸、大鼓 亀井 広忠、小鼓 成田 達志
地謡 梅田 嘉宏、分林 道治、浅見 慈一、片山 清司、梅田 邦久

仕舞 「花筐」 梅田 邦久・・・やわらかく品のいい舞
    「山姥」キリ 片山 清司・・朗々とした声、キレのいい舞、さすが。
地謡 谷本 健吾、浅見 慈一、梅田 嘉宏、河村 晴道、角当 直隆

能「井筒」 
シテ 味方 玄 ワキ 宝生 閑 アイ 茂山 七五三
笛 一噌 仙幸 大鼓 亀井 忠雄 小鼓 成田 達志
地謡 梅田 嘉宏、谷本 健吾、長山 桂三、分林 道治
   河村 晴道、梅田 邦久、片山 清司、味方 健
後見 味方 團、清水 寛二
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by ginsuisen | 2008-07-14 19:28 | 感激・舞台