大好きな能楽鑑賞から料理まで、日常さまざまの記録
by ginsuisen
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国立能楽堂25周年記念企画 4日目 待望の川上と三輪
国立25周年企画の中で、もっとも激戦だったのが、この4日目の企画。
なんといっても万作師の川上に、人間国宝になったばかりの友枝さん。
そう、あぜくら会員チケットのネットでは5分でクローズ。
電話がつながったのは1時間すぎだった。友人の何人もが逃したチケット、
台風近づく金曜の夜、大事に行きました~。

狂言・川上。何回目かなーと感慨深く見ました。
橋掛かりからコツコツと杖が聞えてくる。万作師のこの盲目の役は、ほんとうにすごい。
ほんとうに見えないのがわかる。
ありがたい川上の観音様があけてくれると知って、勇んでいくときの心も早く飛んで行きたいが、いかんせん、目が見えない、もどかしく歩いていくと、つまづいてしまう。
「あ~いた、アイタ。あ~いた、あいた」この台詞は、「しびり」での台詞と同じなのに、
これは本当に痛さが身に応えているのが見所も一緒になって痛くなるほどだ。
あー、気の毒だなと切実に思う。
それだけに、目があいたときの喜びようが伝わる。
でも、観音との約束が、妻と別れよとは。
妻の怒りをこちらも供に、床を踏み鳴らしたくなる。
石田幸雄さんの妻・・いいですねー。長年連れ添った時間を感じさせます。
そうよ、あなたが目が悪くなろうとも、ずっと一緒に暮らしてきたのだもの。
いまさら、なんでしょう。そんな観音、こちらから踏み潰したい。
再び、謡いあい、手を取り合って、元の暮らしに戻っていく夫婦。
この川上を最初に見たとき、涙があふれた記憶があります。
新宿狂言でも、萬斎さんがプロデュースして、川上でした。
あのときは橋掛かりではなく、舞台中央に二人が手を取り合って帰っていったのでしたっけ。そして、世田谷でも、確かあったのではなかったかなー。

さて、今改めて思うと、観音で目が開いたのは夢だったのではないか・・
そんなに簡単には目は開かないよというお話だったのでは。
人生を受入れる。受入れることで見えてくるものがある。
そんな風にも思えましたが。


能は三輪
杉さんのお笛。細く長く、美しいです。
この日のワキは欣也さん、そしてアイは萬斎さん。
25周年にこの若き2世たちを選んだのは、意味があるのではないかと途中で思えてきました。そう、国立ができたとき、萬斎さんは確か三番叟を踏んだと聞いています。
真っ白な舞台で踏んだ感激をどこかで語っていました。
だからこそ、能楽の世界にイギリスから戻ってきたとも。
その彼らが、当代一の友枝師と同じ舞台にいる。
囃し方もトップランク。太鼓は若手君とともに次代を担う彼らにとっても大貴重な舞台になったのではないかと実ながら思いました。
前シテの衣装・美しかったです。
金茶色と薄い白地の段重ねに、草花の模様が散りばめられた秋の風情というのでしょうか。
裏は紫でした。
右手には数珠を持っての登場です。
いつも水をもってきてくれる女とワキの問答。
とうとう最後に住み家を聞くと、応えます。
「三輪の里」だと。
そして、くるくると回って、作り物の中へ。

アイの登場。萬斎さんが道行をながら三輪明神を参詣。そこに、衣を見つけたと
ワキの僧都に報告します。
そして、水を汲んできた女は、三輪明神だろうといいます。
とても静かなアイ語りが厳かさを高めます。

そして、ワキが三輪の里を訪ねていき、衣を見つけます。
オー、オー、ウオーと大・小の掛け声とともに、
後シテが登場します。
明神の作り物の布がするすると開くと、あらー、美しい!
さっきの里女とは違う、緋袴に白の神々しい明神がそこに。

そこからは、もう、友枝さんの独壇場。
うっとりうっとり見入りました。
夜しかこない夫婦、不審に思い糸をつなぎ、その糸をたぐれば、この山もとの杉まできた・・
それから天の岩戸の話も。
神楽が舞われる。
そして、岩に隠れ、そっとのぞくようにまた岩戸からでてこられる姿のかわいらしさ、美しさ。
橋掛かりまでいって、ふと振り返ったように、見つめる横顔!
神がかっていました、ハイ。

あ~きれいでした~。うっとり~。
こんなありきたりのことしか書けません。

ということで、もう10日も感想書くのに、かかってしまいました。

2008年9月19日@国立 6時開演

狂言「川上」 和泉流
シテ 野村 万作
アド 石田 幸雄

能「三輪」神遊 喜多流
シテ 友枝 昭世
ワキ 宝生 欣哉
アイ 野村 萬斎
笛・杉 市和、小鼓・横山 晴明、大皷・亀井 忠雄、太鼓・前川 光長

地謡 粟谷 浩之、金子 敬一郎、友枝 雄人、内田 安信
   粟谷 明生、粟谷 能夫、出雲 康雅、長島 茂

後見 香川 靖嗣、中村 邦生、狩野 了一
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by ginsuisen | 2008-09-29 17:53 | 感激・舞台
秋になると作るのは 里芋ごはん
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ちょっと秋めいた風が吹いてくると、なんとなく、ほっこりしたごはんにしたくなりますね。
里芋もお店に並ぶようになりました。
お月見のころには、衣かつぎでお団子代わりに小さな里芋を塩味で食べたりしますが、
わたしは、ごはんに。
写真の白いのが里芋です。
三合のお米に里芋は3個か4個。薄からず厚からずに切って、昆布と一緒にのせます。
酒少々と塩味とうっすら里芋が引き立つくらいの薄口しょうゆを垂らして、
あとはなんにも入れません。タンパク質系は一切入れず、白いイメージの炊き込みです。
これがなんとなく、お月見ムードなんですね、私には。
里芋のねばりが米と混ざった感じは、もち米のようになります。
これは、母がよく作ってくれたもの。
おかずは、特別なものはいらないです。梅干をのせたり、佃煮でも美味しくいただけます。

この日は、定番、秋刀魚にしました。
ごはんに粘りがあるので、メザシなど、ちょっと強い味の魚がいいかな。
みそ汁は・・豆腐&ワカメとか大根&油揚げなんかがいいかも。
お菜は、酢の物(茗荷や青シソなど夏の名残ものを入れる)。
あとは、ほうれん草や青菜のお浸し・・なんて。

そういえば母は、
夏の暑いときにサツマイモのお粥をよく作ってくれていました。
暑い朝に、フーフー冷まして食べるのです。おかずは漬物とか梅干だけ。
いずれも、大家族でお米が足りないときのメニューだったかも、ですが。
どちらも小さいときの大好きなごはんでした。
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by ginsuisen | 2008-09-25 17:46 | 家の食事
バーニャカウダも保存しておくと便利
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お能の記録を書く前に、ちょっと料理記事を。

この夏は、貧乏人のキャビアを作り置いて、結構便利しましたが、
もう一つ便利しているのが、バーニャカウダ。
バーニャはお風呂のことで、これは北イタリアの農家のお昼弁当によく食べられたもの。
要は、畑に、オリーブオイルのバーニャ(お風呂)を用意して、そこににんにくとアンチョビを入れてトロトロになったところに、生の野菜を漬けてちからめて食べる・・という料理。野菜がちょっとこのアンチョビオイルで温まるところも美味しいです。

某有名イタリアンのシェフの店で、前菜に出して、一躍有名になったけど、本来はあんなおまじないのような野菜の量ではなく、ドカンと籠いっぱいの野菜をつけて食べたものだと思うのです。

以前は、刻んだにんにくをオイルの中で煮て、やわらかくして、それを濾して作っていたのですが、この方法だとオイルに火が入りすぎ、しかも濾す作業は、アミが汚れるので、しばらく敬遠していました。
でも、最近、いい方法を知って、よく作っています。

レシピ)
1 小鍋で、まずにんにくを1カタマリを、牛乳と水半々の中に入れて、やわらかくボイルします。
2 次に、にんにくだけ取り出して、鍋に戻して、スプーンの背でつぶします。
そこにアンチョビ1缶分(小さい缶分・フィレにして4枚くらい?)を、加え、ハサミでチョキチョキ刻みます。
3 オリーブオイルをたっぷり注いで、ちょっと火にかけて、混ぜ合わせ、アンチョビが溶けて混ざればでき上がり。オレガノ、タイムのドライもちょっと加えます。
保存 これ、瓶に入れて、オイルをかぶるほど加えてオイルの蓋をしておき、パスタの下味に使ったり、ゆで野菜にかけたりと、いろいろに使えます。パンにつけても最高!

もちろんね、食卓に温めたバーニャカウダの器を真ん中に置いて、野菜(パプリカ、フェンネル、アスパラ、カリフラワー、人参、ポテト)をおけば、前菜にちゃんとなります。
持ち寄り食事会なんてときにも、すごく便利です。これ一瓶と野菜で、大うけになります。
バーニャ専用の温めるコンロ容器も近頃は日本で手に入るよう(私もイタリアから買って帰っていますが面倒なので出してません)。
チーズフォンデュ鍋もいいかもですが、熱くなりすぎるかな。
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by ginsuisen | 2008-09-21 09:13 | イタリアン
ウイーン美術史美術館最終日 マルガリータに会いに
連休の最終日
新国立美術館へ ベラスケスのマルガリータ王女に会いに行ってきました。
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これ、娘と息子が土曜日に見てきて、興奮していたもので、
では・・と最終日ですが行ってきました。
新国立・・初めて行きました。乃木坂から直結なんですね。便利~。
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静物画がすごいんだという、息子たちの言うとおり、
市場、牛の解体、四季の花などなど、写真のように迫ってきます。
だまし絵のように、手にとって見たくなるような、レモンや牡蠣の食卓の風景。
狩猟の道具などなど・本当にすごい。
そして、オランダなどの海運国がどんどん勢力を伸ばしている時代背景が迫ってきます。
オランダやドイツにはフレッシュなレモンやオレンジがないからこそ、
その権力の象徴として、絵に描く。
当時は、牡蠣にレモンと胡椒(胡椒がエキゾチックだったのですよね、貴重なスパイス!)が
もっとも流行な食べ方だったよう。

そして、そして、マルガリータ王女が最後の部屋に。
可愛かったですー。3歳の姿。
どんな風にベラスケスおじちゃんは、じっとしていてねと、
なだめながら描いたのだろうと、
もう一度見るといって、一緒についてきてくれた息子と帰路の電車で想像してみました。イタリアのキャンデーかな、お駄賃は・・それとも、誰か代わりの子が長時間立っていて、顔だけあとで、マルガリータにしたとか・・いろいろ想像すると可笑しい。電車の中でちょうど3歳くらいのオ嬢ちゃん二人がキャッキャと何かママからもらったおもちゃで遊んでいました。じっとしてないですよね、あのころの年代は。

このベラスケスのマルガリータ、かつて、マドリッドのプラド美術館でも会いました。
7か8歳のときかな。女官たちと一緒のあの有名な絵・ラスメニナス。中にベラスケス自身を描きこんでいる絵です。
そして、ベラスケスの影響を受け、肖像画がゴヤによってさらに変化していく~。
そして、さらにピカソがマルガリータピカソ流に描く。バルセロナのピカソ美術館にあります。
これも有名ですね。マルガリータがドンドン、ピカソのあの絵になっていく。ムセオ・デ・ピカソの一部屋のほとんどが、変化していく何枚もの、マルガリータのラスメニナスの絵でした。
このあたりのことを確か、堀田善衛さんが「美しきもの見し人は」で、この絵のことをたっぷり説明しています。

それにしても3歳からお見合い写真代わりにハプスブルグ家に描いて送っていたのですね。
先日の横浜美術館には、3歳で輿入れした、千代姫の嫁入り調度品が飾ってありました。
金の巻絵の道具類に、同じく3歳で手放した、明石の君の娘の巻・初音の絵。
娘を思う洋の東西を問わない親心にひしとなる思いがしました。

マルガリータ王女で検索してみたら、こんなサイト発見。
詳しい解説が興味深いです。→こちら
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by ginsuisen | 2008-09-17 12:03 | 映画・本・美術館
国立能楽堂25周年記念企画 大原御幸
9月13日(土曜日) 13時開演
国立能楽堂25周年記念企画2日目は宝生流の日。
近藤乾之助さんの大原御幸が見たくて、行ってきました。
またまた暑い土曜日、9月というのになかなか涼しくなりません。

臣下(森さん)が登場し、後白河院が建礼門院を訪ねることになったと知らせます。
シテツレ2人登場。作り物の幕がはずされ、シテが登場。
うつむき加減で、すでにこの世のものではない虚ろな表情。
地謡の「賎(しず)が爪木の斧の音 賎が爪木の斧の音~雨原憲が枢とも、湿ふ袖の涙かな、湿ふ袖の涙かな」がシオルシテの横顔とともに、静寂とした、大原の里深い寂光院を感じさせます。あー、可憐なシテ。もう生きているだけでせいいっぱいなのが感じられます。
山へ蕨を取りに行く、シテとツレ大納言の局(小倉伸二郎)。残るはツレ阿部内待(金井雄資)。
橋掛かりをいくシテ・・あー、もうお辛い様子で、すり足ではなくトコトコ歩き、それだけに長い山道を感じます。その間の囃し方のヨー、ウオー、ヨー、ウオーが長く長く響いていました。
往年の美しいすり足を知っているだけにちょっと悲しかったです。

さあ、このあとは、ワキの閑さんが登場です。威厳ありますねー。万里小路中納言という役。本来の平家物語にはない役だそうですが、このワキの存在が後白河院の声の出し方を決めると
以前、六郎さんが言っていました。
この日の後白河院は田崎さん。ウーン。なんだかなー、ウーンでした。威厳は全部閑さんがもっていってしまった感じ。というか、この方、私は苦手意識で見てしまうので、ごめんなさい。
ヒヒ親父の後白河院の役には似合わなかったような気がします。やはり師匠方の乾之助先生を支える人が宝生にはいないのかなー。金井さんのほうがよかったのではないかしらんとおもってしまったけど。

後シテ、山から戻ってきてからの表情は、あー、私のところに訪ねてくださったのですね。
なつかしさとうれしさが半分、混ざったような雰囲気でした。
今までの建礼門院の中で、一番、可憐で、物悲しく、一人生き残った身をどうしていいかわかならないというのがひしひしと感じられました。
杖と花かごを持って立つ姿は小刻みに震えている姿、最後の見送り場面で、藁屋の柱に捕まり、ヨヨとしおれている姿・・哀れでした。

建礼門院をどう表現するか、ただ仏門に祈る身となり高潔な存在となった女性として、
六道を語らせる非道な後白河院を突っぱねる姿も好きですが、
この日の乾之助さんのように、
生き長らえる辛さに堪えかねて過ごす身として、後白河院を舅としてなつかしく思う
やわな女もなかなかよかったです。

このあとの狂言蜘蛛盗人(和泉流・井上菊次郎、佐藤友彦)、能・金剛流の泰山府君はごめんなさい、パスしました。なぜなら・・ダッテ・・なので。
その分、たっぷり、展示室を見てきました。能衣装、面など面白かったです。

新都心線で帰ってみたら・・道が暑かったです。

以前見た友枝さんの小原御幸の感想がありました。
2005年7月21日 能楽観世座です。
これを読み返してみると、
そう、友枝さんの建礼門院は高潔な人でした。女が故に生き残ったのではなく、
生き残ってしまった身をもうすでに仏門の世界に身を置き、静かに大原の里に暮らしていたのです。物見遊山にきた後白河院は帰るしかなかった。
それだからこそ、結構、長く建礼門院は生きてしまう。
乾之助さんの建礼門院はウツウツとしながら、六道の罪を感じながら細く長く生きるしかない。
仏門だからゆえに、死を選ぶこともできない哀れな女、後白河院は誘うこともできずに帰るしかなかった・・だったのかも。。

番組表
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by ginsuisen | 2008-09-17 11:47 | 感激・舞台
横浜美術館へ 源氏物語の1000年展へ
朝晩涼しくなってきたなーと思っていたら、今日の暑さはなんでしょう。
朝の散歩もじっとり汗をかく真夏日でした。

こんどの日曜日の教育テレビ9時からの日曜美術館で取り上げられる
横浜美術館での源氏物語1000年展での解説は、我らが三田村雅子先生。
日曜以降はおそらく混むだろうと予想して、今日、行ってきました。


6月に見た、京都のものよりは小規模ですが、見ごたえたっぷり。
音声解説が加賀美アナウンサーなのでとても聞きやすい、解説も1つのものだけでなく、
近辺の置かれているものをいくつか一緒なので、わかりやすかったです。
以前は毛嫌いしていましたが、音声解説って、なかなかいいです。
自分の知識だけでは、わからなかったことを教えてくれますから。


平安時代から懸命に写本され、大事に大事に読まれてきた源氏。
江戸時代には姫様の婚礼道具の巻絵にまでなるほどに、
親しまれてきたのがよくわかりました。
そして、みんな初音や紅葉賀、夕顔、明石、若紫、など好きな場面なのだなーとも。

下村観山の書いた唯一の源氏の絵「女三宮」・・感銘しました。
女三宮の姿はなく、幼い薫と乳母がいるのみ。御簾の中にはおそらく髪を下ろした女三宮が祈りを捧げている。
哀しい、運命のいたずらで、女の人生を変えてしまったネコの存在を、象徴的にネコの赤い紐とネコの尻尾をわずかに廊下に見せている絵・・すばらしかったです。

すっかり疲れたのですが、隣の展示室に
山村耕花の隅田川と田村、下村観山の弱法師を発見。
この弱法師は2幅の掛け軸は1幅は月のみ、もう1幅は弱法師・・なんとも哀しくいいんです。
木村武山の堀川の静、守住貫魚の小督は2幅、1幅には笛の使いが描かれています。
なかでも、松風を小林古径、安田靫彦、今村紫江による3幅がおもしろかったです。

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会期は11月3日まで。途中で入れ替えもあるらしいです。
でも、日曜の朝9時からと夜9時から再放送の日曜美術館は必見。
三田村先生の解説も楽しみです。
再放送は夜8時からでした。訂正します。
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by ginsuisen | 2008-09-12 21:45 | こんなことあんなこと
国立能楽堂25周年記念 1日目の続き 湯谷
湯谷の感想 

なかなか書けないでいました。
翁は観世宗家 絵馬は観世銕之丞さん、この日の最後は喜多流の湯谷

地謡が通常の姿で登場し、ちょっとほっとしました。
笛は松田さん、いいですねー。哀しくせつなく、甘さのあるような笛の音。
これだけで、あーよかったと思いました。
本日の脇は殿田さん、この方の脇をちゃんと見るのは始めてかも。
なんだか、宗盛のイメージと合っていたような。

実は、私、長いこと、子午線の祀りの最後の宗盛のシーンが頭から離れず、
この宗盛をあんまり好きでありませんでした。
知盛(自分の中では萬斎さんですが)が、
苦悩の末に「見るべきもの見つ」と碇を体に巻きつけ、海の中に入っていくのに、
この宗盛親子、息子とともに、いざこれまでと飛び込むのはいいけれど
「古式泳法の免許皆伝のため、源氏の兵の熊手にひっかかり、生け捕りとされ~」というのですもの。なさけないやらだったのです。
その上、この湯谷では、病気の母の元に帰りたいという湯谷を、手元に置いて、
のんびり花見に誘うのですから、なんちゅう男!と思っていました。

が、が、がー、一昨年の友枝さんの「湯谷」のパンフを読んで、あー、そういうことでしたかと
思ったのです、ハイ。

すでに戦況アヤシイ平家、もう二度と会えない、花見もできない・・宗盛。
その気持ちを察して、湯谷は母への元にも行きたい気持ちと押さえて、
供をするのですねー。
桜が散る・・そこに奢れるものも久しからずを表しているのだそう。
今回は、妙にそのあたりを、ググッと感じました。
座席の前の画面に詞章が出ていたせいもあるかもしれません。
一言、一言に、宗盛の重い気持ちと湯谷の重い気持ちが感じられました。

そして、
花見に出かける途中がいいですねー。でも、ちょっと哀しいです。

地)四条、五条の橋の上 老若男女貴賎都鄙、
  色めく花衣袖を連ねて行く末の、雲かと見えて八重一重、
  咲く九重の花盛り、名におふ春の景色かな、名におふ春の景色かな、
  河原面と過ぎ行けば、急ぐ心の程もなく、車大路や六波羅の、地蔵堂よと伏し拝む
シテ)観音も同座あり、せん堤救世の方便あらたに
    たらちねを守り給へや
地)げにや守りの末すぐに、頼む命は白玉の、愛宕の寺もうち過ぎぬ、六道の辻とかや、
シテ)げに恐ろしやこの道は、冥途の通ふなるものを、
   心ぼそ鳥部山
・・・ここ、本当に昔から、墓場だったそうです。
                         源氏物語にも出てきます。

というわけで、とっても感じ入ってみることが出来ました。
香川さんのシテもせつなくかわいかったです。

ただ、村雨が降った瞬間とかを、前は感じた気がしたのですが、
あまり感じませんでした。
それと、母の元に帰っていいといわれたあと、
友枝さんのときには、
もっとシテの顔がパーッと明るくなった気がしたのですが、
それがあまり感じなかったのですが、過剰期待をしすぎだったかな。

喜多流の地謡に、ちょっとほっとしながら見られたのは、なれでしょうか。
終了は6時半近かったですー。長―い!
現代の見方としては、狂言のときに、みなさん(私も)、トイレ休憩に出て行く方が多かったです。せっかく、人間国宝の萬さんが出られているのですから、休憩扱いにならないように、狂言の前で、いったん休憩ほしかったです。狂言の扱いを大事にしてほしいですねー。

というわけで、30度近い暑さの中、能楽堂で涼めたのですが、すたこらサッサと帰り、
夕食にセーフ。ゴンゾウにもセーフでした。

番組表は後ほど。

2006年4月の友枝さんの湯谷はこちら
この湯谷・・感想がずっと続いていたみたいでもう一つ書いてました。これです。
でもって、清和さんの熊野の感想もありましたー。こんなです。
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by ginsuisen | 2008-09-07 12:15 | 感激・舞台
国立能楽堂25周年記念企画 初めは翁から
能のシーズンの始まりです。
国立能楽堂25周年記念公演の第一日目 9月3日13時からの公演に行ってきました。

・「翁」観世清和(観世流)
・能「絵馬」観世銕之丞(観世流)
・狂言「末広かり」野村萬(和泉流)
この三番組をぶっ通しで、見せられました。
疲れたーって、見所も疲れましたが、おそらく囃し方はもっとでしょう。
翁には太鼓の出番はないのですが、観世元伯さんはずっと座っておられました。
絵馬でやっと上衣を脱いで、出番です。
末広がりには、囃しつきなので、小鼓、笛、大鼓、太鼓まで、ずっと座りっぱなし。
あー、お疲れ様でした。

で、感想ですが・・
「翁」
脇で見ていたせいでしょうか(イヤー、チャウチャウ)、なんとなく楽屋で演じているのをみている気分でした。なんとなく緊張感のない翁なんです。
清和さん、もっとなんというか、ありがたい感じのしない翁。
で、三番叟の万蔵さん、これもねー、ふんわりして、大和のお祝い感はあるのですが、
萬斎さんや万作師、はてまた、去年は東次郎さんのを見てきた身(偉そうですが)としては、
張り詰めた緊張感がない感じ。ほんわりなんですねー、30度以上の真夏に翁と三番叟って、
無理なのかも。烏飛びもねー、萬斎さんまでいかなくても、ウーッてこない。
そして、鈴の段では、鈴の頭がコロコロと落ちてしまって、途中で替えました。
誰が、用意したのでしょう・・怒られたでしょうねー。

「絵馬」翁に続いてのおめでた続きで、脇能というのだそうです。
これはねー、銕之丞さん、おきれいでした。足運びも何もかも、天照大神になっておられました。天の岩戸に隠れたとき、ほんとにあたりが暗くなる思いでした。
天地の恵、いつまでも豊穣の国を願っていたこの神たち、今の日本をどう見ているでしょう・・なんて思ってしまいましたが。地謡の四郎さんが、途中、なんとなく落ち着きがない動き方をちょとされていたのはなんでしょう。気になるところがあったのかなー、なんて思ってしまいました。

「末広がり」
萬さん、やっぱりいい味です。萬禄さんもよかったですー。でも、傘の中のあの跳ね方はもうちょっと傘の中で二重に重なるように寄り添った一体感が欲しかったなー。
終わってからの萬さんの息遣いがハーハーとすごかったです。
傘が赤い唐傘、萬さんの着物がピンク(桜色)で、おめでたい感じがでてました。

ここで、やっと休憩。このとき、4時半でした。

感想もちょっと休憩しまーす。


能「湯谷 三段之舞」香川靖嗣(喜多流)
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by ginsuisen | 2008-09-04 17:29 | 感激・舞台
美味しかったです セルリアンの中華ランチ
8月の終りの先日、お誘いを受けて、行ってきました。
セルリアンにある、中華・スーツァンレストラン陳さんへ。
高い天井で、大きな真っ白のクロスのかかったテーブルのしつらえは、ちょっと上海風?(行ったことないけど、香港よりもおしゃれな感じという意味)。見えるキッチンの前にはカウンターもあります。ずっと、ここは行きたかったのですが、いつも能の日はあせっていけず、そのままでした。
今回はランチに。
1000円台のランチもあるらしいのですが、売り切れ。
確か4800円代の週末ランチです。
初めに前菜が出たのに、うっかり写真を撮りませんでした。
前菜は美味冷碟子(天使の海老の湯引きと北海道産タコのほっぺのチャイニーズオードブル、夏野菜あっさりジュレ・生姜ソースと)です。
これ、きれいでした。ジュレかけのソースが夏の暑さにいい感じ。
そのあと、下のような感じにいっぱい!
麺かご飯・陳健一の麻婆豆腐御膳だったのですが、麻婆は次回に絶対くるために麺にしました。
c0092027_1752529.jpgc0092027_1753739.jpg
松茸魚翅湯(早採り松茸とフカひれのスープ)・・これ絶品、上湯(シャントン)スープでした。香葉炒鱸魚(スズキのさっぱり炒めと季節野菜を師塩で)・・プチトマトの飾り方がにくいですね、フレンチみたいとお話しました。c0092027_17532036.jpgc0092027_17534426.jpg
家常金華豚(山形産金華豚のピリ辛トンポーローのワイン仕立て、ズッキーニと蒸しパン添え)・・ねっとりしてますが味は見た目ほど濃くないでした。ちょっと山東か上海の味に近い感じ。・この葉っぱの形の蒸しパンが美味しかったです。ほうれん草を練りこんであるそう。ズッキーニは細く切ってある・・お洒落でしたー。翡翠冷湯(お口直しの枝豆とじゃがいものひんやりスープ)・・これもとろりとひんやりがいい感じのスープ。たっぷりでした。
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蔬菜辣冷麺(七色野菜の冷やし辛麺・自然発酵豆腐入り)辛いけど美味しい、ひんやりした器にたっぷり!、随味冰激凌(桃のシャーベットと愛玉ゼリー入りアールグレイスープ仕立て)・・愛玉ゼリーが上品に変身。うーん、満足!

ここ、とっても気持ちのいい空間のレストランです。四川というよりは、広東風を限りなく取り入れた四川料理。さすが、陳さんのところの菰田シェフの料理、評判通りでした。
○○調味料の味もなく、割合、さっぱりした都会の四川という感じ。

普段、渋谷は落着くところがなく、セルリアンは今ひとつ遠いのとあの酸素の足りなそうな能楽堂が苦手だったのですが、こんど麺だけとか麻婆ご飯とかを食べにこようかなと思いました。

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これは、そのとき、ご一緒した方から、いただいた元永定正さんの絵本の形のお干菓子。伊賀上野の桔梗屋さんのもの。元永さんの絵本から飛び出したようなポップな形がかわいいです。お干菓子は元永さんの名前からで、その名も「もともと」。
元永さんの絵本を読みたくなりましたー。

元永定正さんのことはこちらにも→
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by ginsuisen | 2008-09-02 17:55 | お店で食事
ヤマボウシの実
毎朝散歩をしていると、夏の盛りから少しずつ空や風が変ってくるのがわかります。
最近は、どんぐりもだいぶ色づいてきました。
大きな栗の木の栗のイガも茶色になりつつあります。
トチの実が毎朝落ちているのは、誰が食べているのかー。
あんなに固いのに、カラスなのか、キジバトなのか。
大きな木なので、私には実まで手がとどきません。
トチの実は何日も水でさらすんです、確か。

トゲのようなものがいっぱいついた赤い実をみつけたので、調べたら、ヤマボウシでした。
ミズキの実は赤いのですがそれとは、ちょっと違います。
ミズキの実はまずいそうですが、このヤマボウシは美味しいとか・・
一つ味見したら、中はフワフワとした実で、ほんと、甘くて美味しかったです。
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by ginsuisen | 2008-09-01 12:20 | こんなことあんなこと