大好きな能楽鑑賞から料理まで、日常さまざまの記録
by ginsuisen
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カテゴリ:感激・舞台( 76 )
あの亀井家三兄弟の番組が
以前に、放映された、亀井家の番組「鼓の家」が再放送されるようです。

■ハイビジョン特集 鼓の家
2010年4月16日(金) 15:00~
NHK衛星ハイビジョン(NHKhi)

能楽・大鼓の亀井忠雄、歌舞伎囃子方の田中佐太郎夫婦とその息子3兄弟(年子!)の
家族の歴史。中でも佐太郎さんの女学校姿での修行がすごい。
「舞台では一組の親子の襲名が・・御簾の中ではもう一組の親子がいた~」というナレーションにぐっときて以来魅せられた家族のドキュメンタリー。

以前のは、ビデオでの録画だったので、こんどは録画して、DVDにしなくちゃ。

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以前の三響会パーティでの三兄弟。
左から長男・亀井広忠 三男・田中傳佐衛門 二男・田中傳次郎
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by ginsuisen | 2010-04-14 01:12 | 感激・舞台
まったくのうるおぼえ 2009年末から20103月
うるおぼえ

年末 能楽現在形

3月28日日曜 正午 喜多流自主公演 井上真也さんの箙

箙・・初めてみました。
なんと、前シテは面なしの直面だったのに驚きました。
お話は、須磨の浦、生田川のほとりに色鮮やかに咲く梅の花を眺める青年に僧が出会う。
ころは3月。もう梅は終わっているのですが、春のきざしのお能ですなーと感じます。
この梅の名が「箙の梅」源氏の若武者・梶原源太景季がこの梅の枝を笠印の代わりに箙に挿して、手柄を立てた由来があるというのです。ここまでが前場。
後場は、僧が花陰に伏していると・・梶原源太景季の霊が若武者の姿で現れ、修羅の苦悩、生田の合戦を再現する。

いやはや、かっこいいのです。梅の枝の香りほのかに香るような若武者が、ばった、ばったと投げ倒す姿が、くるんくると回転する真也さんの身のこなしで見せます。

とてもさわやかな能でした。
素人見ですが、真也さん、去年の道成寺を披いて、やはり、ぐんとアップしたと思えました。
地謡は、友枝昭世さん地頭ですから、そりゃ、聞かせました~。
でもって、この日の大鼓・大倉慶乃助さん、よかったのです。
こちらもさわやかで、強くで、正之助さんの息子さん?ぐぐんとよかったです。しかも美男。


シテ 井上真也 
ワキ 御厨誠吾、ワキツレ 吉田祐一、大日方寛 
アイ 大蔵千太郎
大鼓 大倉慶乃助 小鼓 住駒充彦 笛 内潟慶三
地謡
大島輝久 狩野了一 高林呻二 友枝雄人
笠井 隆 粟谷明生 友枝昭世 中村邦生

狂言 伊文字は、ごめんなさい。パスして昼ごはん調達に・


楊貴妃 
シテ 松井彬
ワキ 大日方 寛
アイ 大蔵基誠
大鼓 亀井実 小鼓 森澤勇司 笛 藤田朝太郎

で、とてもきれいで、優雅な楊貴妃だったのですが、途中から、小鼓さんが、なんとなく不安定になて・・
それから、あれれ?
突然、後見でない、シテ方の方が出てきて、小鼓の方の背後で声をかけます。
うなづく小鼓さん・・で、次に違う方と交代したんです!
交代したとたんの鼓の音色は??でしたが、すぐに小鼓も交換されました。
そのあとは、終始、鼓後見つきで舞台がすすんで・・
ヒヤヒヤ、スリリングでした~。
その間、シテもワキも見事に何事もなく進む様は・・そりゃ、お見事!
楊貴妃さんの哀しさ、せつなさ、熱き恋の舞もかわいらしかったです。

この間のことは・・粟谷明生さんのブログ→に詳しく書いています。
とっさの判断。見事な連携プレーに拍手です。

この日は、もう一番春日龍神があったのですが、翌日出かけるのでパスして帰りました。
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by ginsuisen | 2010-04-06 11:03 | 感激・舞台
とうとう万作さんの釣狐 万作を観る会 10月18日昼
ずっと更新できないままでいました。

次の友枝会のことも書いてないのですが・・・ひとまず

今年の出し物の中でも、おそらく後の世まで語られるとしたら・・
この舞台だったかもしれない、そんな舞台がありました。

そう、あの、万作師の釣狐の再演があったのです。
2度としないと言われていたものを、しかも袴狂言です。前場のみですが、それでも十分。
(どうやら、土屋恵一郎さんの著書「狂言三人三様」で、土屋先生が万作師に前場だけでもどうかと話していたようです。そのとき、万作師は答えを言わなかったよう。それが実現したので、パンフには土屋先生が万々歳の寄せ書きがある)

私が狂言や能楽にはまったころには、
もう釣狐は演じないと言われていたあとだっただけに、
私自身の卒業式の気分になりました。

広島の日と初日は重なっていたので、日曜を選択。
昼間の能楽堂ののんびりした空気は、例のごとくに野村家ファンクラブの集いのように華やかでした。
ドナルドキーンさんに、田中真紀子の顔も見られます。

連吟は、弟子一同。野村家のお得意の能の謡のような抑揚のある謡です。

さて、釣狐。漁師は萬斎さん。
幕が上がったとたんに顔は万作師なのに、狐がいました。
それも姿は白蔵主なのに。手、足、すべてが狐です。顔までも。
とうとう見ることができたのだ・・という見所の感動がドーッと波打つような。

さて、漁師を説き伏せる白蔵主に漁師はもしや、わかっていたのでは。
あの罠を捨てにいったしぐさには、それが感じられるような。
そんな気にさせるほどの萬斎漁師のふてぶてしさ。

罠の揚げネズミ(ほんまかいな)への未練たらたらの狐の本性。

中島敦の山月記での虎となった万作師の舞台を思い出していました。
あー、あのときもきっと狐をなさりたかったのだろうなー。
それに、萬斎さん、弟子たちの狐を指導するたび、想いがつのったのだろうなー。
あくまでも現役の狂言師が迫真の演技を見せる、老練の狐となって。

すさまじい演技者としてのエネルギーを感じました。

休憩をはさんでの狂言
こちらは、萬斎さん中心です。
止動方角 
なんと馬はあの遼太君。馬をする立派な狂言師になられました。
(あのころ、おじいちゃん万作師はポケモンを持って、カナダまで指導に行っていたのよねー)
でもって、主は石田さん。
あー、楽しいわー。萬斎さんとの掛け合い、もみ合い?ももう本当に息ぴったりで。
でも、ちょっとスネテ、橋掛かりにスタスタ歩く萬斎さん、
すり足系ではなく現代人風歩きだったけど、
それアリ?って風でした。
時代の中での新演出かなって思ったけど、どうなんでしょう。

万作師のお祝いのような舞台で、すがすがしい思いで帰りました。

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by ginsuisen | 2009-10-28 05:19 | 感激・舞台
秋の味 西条柿
広島へ行くと必ず目につくのが、まるで絵本にでてくるような先のとがった柿・西条柿です。

この西条柿は渋を抜いて売られます。
広島へ行き始めてから、美味しさに目覚めて以来、大ファンに。

それを知った古い友人が今年も送ってくれました。本当にありがとう!F君。
渋を抜いたあとでは、すぐに冷蔵庫に入れておかないと、どんどんやわらかくなります。
少し、固めくらいが好きなので、全部、冷蔵庫に入れました。

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へたのほうはちょっと青いのですが、十分熟しています。
縦割り4つに切ってから皮をむきます。
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by ginsuisen | 2009-10-22 13:28 | 感激・舞台
秋本番は やっぱり広島観月能
今年も行けました。
行けなくなるかなーと多少不安だったのですが・・・

先週の台風がうそのような快晴の広島だったのですが・・・
いつものお好みコース~ホテルから広電に向かうために出たあと、
なんとなんと、ポツポツ雨からザーッ、ダーッというような大雨に。
まるで×ゲームのような雨の中、ほうほうの体でアーケードに入りました。

そのあと、雨宿りをしていたら、なんとあっという間に晴れて、広電で宮島口についたのです。

いつもの穴子弁当。今日は定休日なので、お弁当スタイルの包みです。昭和12年の包み紙でいただきました。穴子はやっぱり、うえのですねー。浮気する気がしません。

フェリーでつくころに、またまたポツポツ。
入場のころはまたまたポツポツ。最前列には雨コートが配られました。
昨年よりも、早くも海面が上がっているような。
橋掛かりには、もう水がすっかり上がっています。
火入れも厳かに始まり、仕舞にうっとりしてしまいました・・が、寒い。
頭にヒューっと冷たい風を感じます。

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能は、紅葉狩。
シテツレの粟谷浩之さん、佐々木多門さんが脇に向かって座っている姿がなんとも美しい。
まさに紅葉。
笛や囃子とともに、シテが舞うほどに怪しさが増します。
ずっと遠くで聞こえていた修学旅行の小学生の声が気がつくと消えています。
もしや、舞台の鬼女がかき消したのか・・そんな気になるほどに怪しく美しく、
水面に移る紅葉色の装束がまた、きらきらと美しい!
そして、ワキの森常さんが寝たと確かめた瞬間のそのキリキリとした首の動き、
肩の動作、そこには別の鬼の女がいました。
塚に隠れて、森常さんも戦う準備に(ワキツレだった息子さんが後見で出てきてお手伝い)。
そのあとの戦いは、組合い、もみ合いのすさまじい戦いでした。

こういう戦いを小さい能楽少年は見てきたのでしょうねー・・なんて思いながら、
あー、殺されるなんて、思ってしまいました。

塚に隠れて、舞台の上には、勇壮な武士一人。何事もなかったような紅葉の山があるのみ、でした。

帰りのフェリー。鳥居に向かって、来年もこれますようにとお願いしました。

さ、広島の夜だー。
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c0092027_9133616.jpg いつものお料理屋さんに、いらっしゃいませ、お元気でしたかと一年ぶりの訪問にあたたかい出迎えをうける。
お造り、炊き合わせ、香茸の白和え、イセエビのサラダ、土瓶蒸し、雲丹玉子ご飯、わらび餅、西条柿・・
変わらぬ美味しさ!
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by ginsuisen | 2009-10-20 12:33 | 感激・舞台
秋に見たもの 至高の華
梅若さんがシテで、シテツレが友枝さんということで、
これはぜひともと思って、チケットを購入したのは、はるか以前のこと。
やっと届いたのはギリギリでした。

関東直撃の台風一過の夕方、水道橋までの電車は難なく動いていてよかったです。

狂言は久しぶりの万作萬斎親子競演の「船渡婿」
見ながら、あーなつかしやと思いました。
NHKアーカイブス、早稲田大学演劇館のための舞台を連日見ていたのでした。
平泉の木六駄から、横浜で昼夜連続2日間だったかしら。
船渡婿は、高野さんもいいけど、やっぱり、この親子ですねー。
美しい!
最後の謡もぴたっとあって、おめでた狂言の気分が高揚します。
ところで、こころなしか、最初の船に乗るときの所作がかなり大げさな感じがしました。
妻が万之介さんもめずらしい。石田さんのパターンがやきついているので、
このやさしい、老妻もよかったです。

能 竹生島 女体 道者

老漁師は梅若玄祥、女(ツレ)梅若靖記を連れて、ワキ・閑さんの前に現れます。
そして、船で竹生島へ。
(今日は船の縁?)
そして、老漁師は作り物の中に入って・・
アイの小書き 道者がおもしろかったというかびっくりでしたー。
かなり、狂言要素たっぷりで、宝物は馬の角とか二股の竹とかもうインチキいっぱい。
それをスッパのような萬斎さんが見せる。石田夫に深田妻、高野夫に竹山妻の2カップルはもっともらしく
ありがたがる。最後は、夫が妻を肩車!これにはびっくり、思わず、友人と顔を見合わせました。
そのまま、妻を乗せて、謡って、退場。重そうな石田さんすごい形相でした。

さてさて、弁天さまになった玄祥さん、ありがたい舞がありがたく続きます。
そして、登場、友枝さんの龍神。大きな宝珠を手にしています。
まさに龍のようにさっそうと現れ、さわやかに帝の大臣・閑さんに手渡します。
なぜか、舞台は龍神の竜巻の包まれ、そこにいる弁天様の影がかすんだような気がしたのは、私だけ?

あー、たった、数分の登場なのに、友枝さんの舞台になっていました。

外は、台風などどこ吹く風のさわやかな秋の夜空でした。
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by ginsuisen | 2009-10-19 14:54 | 感激・舞台
秋に見たもの 青年能 
秋に見たもの

喜多流青年能 
 これからの若い人の能は、見ていてちょっとはらはらしますが、回を重ねるごとに、
 確実に着実に芸がのびているのが、素人の私にもわかるのが面白いです。
 
井上真也さんの清経
 清経が 平家の悩める若公達であるのだと、なんだかすごく納得してしまいました。
 悩んだからこそ、自らずぶずぶ(これ、すごーく、臨場感がありました)と、海に入っていったのだと。
 真也さんの、真剣な舞台が伝わってきました。
 亡くなられた友枝喜久夫さんの最後の舞台は清経だったそうです。
 それをご覧になっていたとか・・・と、さる片からお聞きしました。
 もっと若かったころの真也さんの目に映った祖父の舞台・・・・。
 大事なことなんでしょうね、それが。

大島輝久さんの班女
 先日は、師匠の班女を拝見しておりましたが、これはこれで、きれいな班女でした。
 一生懸命に待って、待って、扇を交わした想いと想い出だけで、
 フワフワと生きている風情がわかります。
 これでは、宿の主人・高野さんが、怒り狂うのも最もという風。
 後場、さまよう花子が、舞を舞う姿はせつない・・これも若い恋の想いを感じます。
 吉田の少将と最後に扇の縁で出会える・・よかった、よかった。

もう帰ろうかとおもったのですが、
最後の鵜飼・・佐藤寛泰さん、見てしまいました。
 山梨の石和川の鵜飼の話。あら、あんなところで鮎が取れたのーと思っているうちに
 気の毒な、禁漁時期に鵜飼をしてしまった老人の悲しい物語が繰り広げられ、
 最後は、閻魔王となって・・法華経の功徳を・・チャンチャン。

狂言は、萬斎さんと高野さんの舟ふな。予定よりも早い最初の能のあとにいきなり
ありました。

うーん、若くて、さわやかな能もいいですねー。

番組は
東京都 【第30回 喜多流青年能】9月26日(土曜)正午 十四世喜多六平太記念能楽堂
能 清経  井上真也  塩津圭介 野口能弘
 笛  槻宅聡 小鼓  森澤勇司  大鼓 原岡一之
能 班女  大島輝久 舘田善博 森常太郎  御厨誠吾 高野和憲
 笛  一噌幸弘 小鼓  観世新九郎 大鼓  柿原光博
狂言 舟ふな   野村萬斎 高野和憲
能 鵜飼  佐藤寛泰 則久英志 御厨誠吾 竹山悠樹
 笛 藤田貴寛  小鼓 住駒充彦 大鼓  佃良太郎 太鼓  小寺真佐人
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by ginsuisen | 2009-10-13 13:26 | 感激・舞台
果たして執着か 自らの想いか ダイナース能「葵の上」
すっかり感想を書くのが遅くなったのですが・・・
夏の終わりに見たのは、ダイナースカード会社主催の、
なんと、友枝さんの能「葵の上」でした。

これかカード会員限定なので、友枝さんのHPにも載っていない、特別の能。
しかも蝋燭能です。
馬場あき子先生の解説つき。いつもよりも、丁寧な解説だった気がします。
そして、カード会社主催の関係か、やたら、夫婦連れが目立ちました。


蝋燭も、かなり多く灯されました。いつもは神官とか、黒子的な人なのに、
井上真也君ともう一人若手佐藤 陽君の二人で一つ、一つ、灯されます。

初めの狂言は、先日の万作師で見ている、「清水」を兄の萬さんで。
同じ流派でありながら、同じ師の父・六世万蔵師から受けているのに、
どこか違います。
なんだろう。この違いは。決して、どしらかが劣っているのでもないのですが、
最近、萬さんの舞台を見ていて、ほっとした温かさを得られることが多い私には、
心の受け取り方が違う気がしました。

「葵の上」・・友枝さんのものは、確か、横浜で見ているはずなんですが、
またまた、初見のような気がするほど、ぞくぞくとしました。
六条御息所は、葵の上に対しての嫉妬が燃えて・・と解釈もできるのですが、
何回か見るうちに、そうではなくて、源氏への想いの強さ、それを表に表せない、
故皇太子夫人であり、斎宮になる娘を持つ母としてのプライド、
でも、年下の源氏への想いは忘れられない・・悶々とした想いは、
身体から浮遊し、たまたま、出産という、最も大変な女の時期を迎えている、
葵の上の場に、さまよってしまう。
そのさまよいを、説き、冷ましてくれるのは、横川の僧都(閑さん!)の祈り。
この僧都の祈りに、温かさがあるからこそ、納得し、想いは静まるのでしょう。

前場の思いつめた御息所の出がいいんですー。
そして、後場のまた、緋袴に、頭からすっぽりとあでやかな着物をかぶった般若となった御息所が、また
悩ましく、せつなかったです。
祈りが通じ、納得したときの般若の面がこころなしか、哀しい顔になるのも、
お約束のような、友枝さんの芸なのですが、ぐっときました。

そして、この日の大鼓・広忠君に、お笛は一噌仙幸さんですからねー、もう気持ちぴったりに
よりそうような囃子でした。


夏の終わりを感じる8月23日の3時半からの公演@国立能楽堂
外に出ると、残暑というよりも、少し涼しい風を感じました。

帰りは女友人たちと、女心で盛り上がりました~。

葵の上にはいろいろな解釈がありますが、実際の源氏物語では、
具体的に御息所の生霊の話はでてこないそう。
(これからもう一度読み直しますが・・)
私は、単に、御息所が葵の上に嫉妬したとは思えません。
なぜなら、源氏にとって、正妻の葵の上は、妊娠までは、もったいぶった女だったのです。
出産が近くなり(死が近づいて)、やっと、気持ちが通じ合うようになったのですから。
ましてや、たくさんの女関係のある源氏の正妻だけに嫉妬を持つ時代でしょうか。
やはり、表だって、愛を伝えることのできない御息所の悶々とした想いが、
あの車争いでの屈辱を経て、
つのっていったのだと思います。

だからこそ、ずっと後になっての、源氏との再会・別れの場「野宮」での、
静かな語らいがあるだと思うのですが・・・

検索してみると、粟谷家にこんなレポートがありました。→なるほどーです。また見たい。これが能の面白さかも・・。

番組表
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by ginsuisen | 2009-09-20 04:46 | 感激・舞台
また一つ忘れられない舞台に 能楽座第15回
能のチケットは、かなり前から購入することがほとんど。
それで予定を入れていくのだが、今はそうはいかない。
母のこと、姉の予定などがあるからだ。

8月の15日の「能楽座」は、行きたいなー、でも無理かなーと思っていたのだが、
いつも見ている姉ではなく、次姉のところに母がこの週行くことになり、運よく大丈夫そうということで、
急遽チケットを問い合わせしたら、あるというので行けた。


なぜ、行きたかったか・
それは、乾之助さんの法王に、片山九郎衛門さんの大原御幸だったからだ。
この組み合わせで見ることは、これからあるかないかわからないくらいの豪華さ。
この二人の熟成された演技を見たい!だったのです。

演目はすごかった。

初めの一調一管は、「小原木」茂山千之丞さんだ。
 木買わせ~木買わせ~小原木召せや黒木召せ
 小原 静原 芹生の里~
これは、狂言小舞の一つ。大原の里から薪を頭に乗せて売り歩く大原女の姿が浮かぶ謡です。
ここでは舞台は三千院、寂光院の世界に。

大蔵流と和泉流では謡い方も違いました。
和泉は、きこうーしー、きーこうしーだった気がしました。

その次の舞囃子は、「三輪」神楽留 梅若玄祥さんです。ありがたさいっぱいでした。

続けて、狂言の重鎮二つ

独吟「鳴子」
野村 萬

小舞「七つに成子」
茂山忠三郎

これも、和泉では「七つ子」といいますが、初瀬の花見をした気分になる、じつはちょっと意味深な謡の小舞。
忠三郎さんのこれを見れたのも幸せでした。

続けて、
一調「船弁慶」
近藤乾之助
太鼓 金春惣右衛門

うーん、乾之助さん、渋い謡は平家物語の世界へどんどん導かれていくようでした。

舞囃子「邯鄲」盤渉
観世銕之丞
笛 藤田六郎兵衛   小鼓 曾和尚靖
大鼓 安福建雄   太鼓 観世元伯

面をつけずに、舞囃子で見せる邯鄲ですが、それはそれは一炊の夢以上。
舞台を縦横に舞って見せます。六郎兵衛さんの笛に、曽和さんの小鼓、安福さんの大鼓、観世さんの太鼓。
いずれ、本舞台を見たいです。

狂言舞囃子「法師ヶ母」山本東次郎

これがまた、よかった。優雅な東次郎さんの舞にうっとりするうちに法師ヶ母のせつなさが伝わります。

狂言「柑子」
太郎冠者 野村万作
主人 野村万之介

そしておなじみの狂言ですが、一人残された俊寛の語りは、万之介さんならずとも引き込まれます。

さて、ここまで韻を踏んでの大原御幸。すべての演目がここへ集中しているのに、気づいたのは六道の地獄を語るころでした・・・あー、ボケボケですね。

美しい、はかない建礼門院の姿。片山清司さんの大納言局もきれい!
で、なんといっても法皇が!
橋掛かりに現れた花篭を持った建礼門院と大納言局を遠くから見て、
「どっちが?」と待ち遠しいような姿が印象的でした。
そう、やはり、かわいい女と思っていたのですねー。

閑さんがまたねー、いいんです。平家のこれまでをすべて飲み込み、法皇の気持ちも汲んで
いるような姿が、いっそう涙を誘うかのようでした。

そして、地頭梅若玄祥さん・・ゆったりしっとりと語ります。延々と続く調べの中で物語が粛々と続くような時間でした。

そして、法皇が帰り、建礼門院はふたたび寂れた庵に入る。

ふたたび、千之丞さんの小原木に戻っていくような。

京都大原の里に寂しい風が吹いているような舞台でした。
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いやはや、見にこれてよかった~。ジィチャンズ健在に感無量でした。
そして、こうした流派を超えた企画を作り続けてきた能楽座に感謝でした。
観世栄夫さん、萩原達子さんの遺志をついでこれからもどうぞお願いしたいと思いました。

あれ?と思ったこと。
舞台に作り物の庵がでてきたとき、やたら横長でおどろきました。
三人が並んで座っての登場だったようです。
いつもそうだったかなー・・見るたびに前のことを忘れております。

追記)
この庵は藁屋というのだそうです。
流派によって、大きさが違うそうで、今回のように三人が入って登場するのは、
大藁屋とよばれるのだそう。藁屋、観世、金剛、金春は大藁屋、
喜多流は建礼門院一人入った藁屋だそうです。
詳しくは、こちらのブログにありました
勝手に掲載、お許しを!


番組表
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by ginsuisen | 2009-09-03 09:29 | 感激・舞台
夏の能 セルリアン能楽堂 友枝さんの班女と通小町
このところ、すっかり能の感想を書いていない。
頭の中はすでに忘却100%。セルリアン 能楽座 ダイナース能と3回も行っていたのですが。

ひとまず見に行ったものを書いておこうと思う。

●恒例真夏 7月セルリアン能楽堂の友枝さん2本建て
7月26日@渋谷セルリアン能楽堂

いつもながら真夏の昼間と夕方の番組にご出演。
それも第一部が終わって、30分もしないうちには二部の開場。
観ているこちらでさえ、頭の切り替えができないのに・・
友枝さんという方のすごさを感じる一日だ。
毎年、私はというと、熱暑の中に到着し、突然の冷蔵庫のような地下の能楽堂に入り、
どーんと沈没してしまうのですが、今年はなんとかもちこたえました。

解説は馬場先生。
馬場先生はいつもお若い。解説に知っていることを情熱を込めて、たっぷり盛り込んでくださる。
第一部の班女は、楊貴妃と同じように、寵愛を受けながら、吉田少将と別ればならなかった遊女花子の話だ。
この花子は、狂言の花子にも通じていたりするのかなーと思ってみているとおもしろい。

私は、班女は初。

遊女花子は、野上の宿で吉田少将から形見として取り交わした扇をながめて物思いばかりにふけっているので、
宿から追い出されてしまう。そして、あてどもなく物狂いの姿になっていく。
そこへ、再び、東国からの帰途、立ち寄る吉田少将。宿を訪ねても花子はいない。
都に戻り、下賀茂神社に参詣すると、今は班女と呼ばれる物狂いとなった花子がいる。
花子は神社に祈っていたのだ、少将との再会を。
少将の従者から舞い狂えといわれ、舞うのです。

さて、その花子が友枝さん、美しく可憐なことこの上なし。
せつない恋心を舞う姿は、もう陶然。
相手の少将は閑さん。
二人が楊貴妃の故事と同じく形見の品・花子は扇ですね。これを閑さんがホラと取り出し、見合わせ、再び取り交わしたときの、なんとも晴れやかな閑さんの頬がポッとするような温かい愛の満ちた空気に包まれていました。うーん、にくいわー。

その前の萩大名、万之介さんがお元気でよかったです。
それと竹山さんも立派になられて・・とオバちゃん見所気分で見ました。
この萩大名の和歌。いいですよね。こういう風流が室町の武士たちのたしなみだったのだなーと。
班女にもたくさんの和歌。このあたりを身につけないと・・と思うのですが、
なかなか私には無理のようです。

1時開演が3時40分に終わり、4時には第二部開場、開演4時半です。
蝋燭能ということで、狂言が終わって、休憩後に火入れです。見所のほうもあわただしいのですから、
演者の方々はさぞ、と思います。

狂言は清水。万作師がシテ、主は万之介さん。絶妙コンビの心地よい清水。
滑稽さの中に、相手との長い関係が見えるこの清水、結構、好きです。

さあ、能は、通小町。
小野小町への愛を伝えた深草少将は、まるでかぐや姫への求婚者のように、
100日通いを求められ、雨の日も風の日も鬼の出るような暗い夜も、欠かさず通い続け、
あと一日・というときに、故郷の母が病となり、やむを得ず帰ります。
小町はそれをゆるせずに許さなかったのです。

毎日木の実や薪を持ってくる女がいる。僧は女の素性を今日こそ問いただそうとします。
木の実を語るに、歌や故事を表現し、自らを名乗りません。
当時は、私は○○ですと女からは言わないのだそうです。ほのめかすのが品があるということです。
小野小町であるとわかるような歌を詠むんですねー。風流ですね。

小町をとむらっていると、かわいらしい若き小町が登場します。
大島輝久さんです。かわいい、きれいな小町!大島さんの揺るがない姿勢が気品を感じさせます。
そこへ、シテ深草少将・友枝さんがやっと登場です。
99日も通ったのに、許さなかった女が一人成仏するなど許さない「さらば煩悩の犬となって、打たるると離れじ 恐ろしの姿や袂を取って ひき留む~」地獄の底までも連れていくぞとばかりに、
後ろから袖を取って、肩をぐっとつかんだときの瞬間がすごかったー。煩悩の犬・なんですね、あれが。

そして、99日の通いを舞いで見せます。
その間の、小町は、自らのわがままが、男をここまで狂わせてしまったことに反省をしていたのでしょうか。
かわいい顔が次第に後悔のような表情になっていたはずです。

僧・閑さんは、二人とも祈って成仏させてくれました。

うーん、一つ。情欲は死後も強いわけですね。
二つ、男って、母の元へ行くのね、あと一日で99日も通った女への望がかなっても。
三つ、これは私の経験?なんちゃって、嫌いな人は100日だろうと1000日だろうとイヤだもんね。
なんちゃって。テヘ。

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by ginsuisen | 2009-08-26 09:37 | 感激・舞台