大好きな能楽鑑賞から料理まで、日常さまざまの記録
by ginsuisen
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能楽現在形 融・舎利 2日目

21日の能楽現在形は1階席から見ました。

融・・友枝雄人さんです。
それに、小鼓が成田達志さん!
囃し方がバッチリ見える席。広忠君の横顔の吼える顔も見えます。
さすがに音響もすごく、休憩時に、そのまん前に座っていた外人さん、
音がすごくて耐えられないと席替え要求してました。
さすがですな、外人感覚。見るからにはちゃんと要求する・・日本人にはできないかも。
それで、劇場も外人だからでしょうか、要求を呑んでいました。
(ちょうどハジッコ席・私の脇でそのやりとりをしていたのです)

さてさて、雄人さんの融
きれいでしたわー。烏帽子の姿も美しい貴公子ぶり、
融は光源氏のモデルとも言われた人、雰囲気ぴったりした。
勺を持っての舞という喜多流独自のもの。
かつては、豪華な御殿も今は見る影もなし。
その思い出に浸りながらの舞。
1階席で見ているせいか、または前日のすべるリノリウム床の話のせいか、
はらはら、ドキドキ、そのせつなさに胸がつまる思いでした。
そう、勺を扇に持ち帰るとき、勺がうまく入らなかったのか、
装束がきれいにまとまりませんでした・・こういうときのために、日頃は後見がいるのに、
この舞台の場合は後見なし。どんなもんなんでしょう。
面という制約のシテには後見の存在は大きいのでは。

舎利・・狩野了一さんです。韋駄天は大島さん。
日頃はツレで、美しさを競っているのに、今日は二人とも男っぽい追いかけっこ。
脇は森さん。こういう舞台にぴったりなオペラのような美しい声のはり。
追いかけっこぶりも昨日と違うのですが、どこがどうといえないのが残念。
でも、稲光のとたんに、袖で頭をかくしている姿など、こっけいながらおもしろかったです。
横の橋掛かりですれ違っての応戦もあり、トンと降りてかくれんぼもありでした。

c0092027_12362020.jpgアフタートーク
昨日と同じで三人が登場して話の途中で、シテの狩野さん登場。
広忠君の袴・水色を見て、萬斎さん「派手だなー」
昨日と同様に舞台の説明をした萬斎さん、
能楽師の生命線である「運び」ができないハンディキャップのある舞台でもあると。

幸弘「人間は他の生物の中でも暗いところを恐がる生物。それだけにミステリアス、見えない闇、何があるかわからない、ゼロ」というと「いいこと言うねー」とみんなから言われてました。
ほんとそうだ、闇の中で恐いのは人間だけかもですね。

萬斎「通常、能楽堂は屋根や柱で守られている。空間状守られているんです」

広忠「今回、客席が近かったために、客席の反応をすぐ感じられ恐かった」
   「前列囃子方前の方、大丈夫でしたか」と謝ってました。
萬斎「ウルトラマンと怪獣の宇宙戦争を表現したと思ってほしい、普通の舎利を見るとわかりますが、想像を視覚に訴えたのです」
幸弘「ま、シャリゲナクわかりやすかった、と」
萬斎「本来は、舎利は若手の稽古能です。昨日のアンケートで『能楽堂のほうはいい』という意見もありましたが、そうれはそうなんです。当たりまえです。
ただ、現代の地平と同じところでのプレゼンテーションとして、何ができるかを挑戦したのです。
ま、足拍子といって、能舞台ではもう一つの五つ目の楽器での表現がなかなかできなかった、
そのためのここならでの発想を宇宙大戦争ととらえて、ミラーや照明を使いました」
「ゲームでいえば、縦、横、グルグル回転などステージを上げていった・・次元を変える・仏教界のステージを上げるのとはからずも同じになった。これは邪道といえば邪道です。引き算して引き算した能舞台にあえて、足し算の舞台をした」
幸弘「シャリゲナイ足し算だったのね、それでもいいんだと」・・ここで笑わせるのが幸弘さんの偉いところ?

狩野さん「言うは易し、行うは難しで・・自分がどこまでやれるか、能の型をくずさすにどこまでやれるか、チャレンジでした。頭の中で配置替えをし、想像しながら演じた。特に、スロープから平、スロープの舞台は腰が不安定で・・よくぞ、無事に還ってこれてよかったです」
「通常の一畳台の高さはわかる・・でも、今回のこれだけ高いと・・」
それを受けて、萬斎「一畳台の2倍です」・・・イヤー怖かったのでしょうね、さぞ。

なお、融の月は・・子午線の祀りの使い回しとか(月の映像も著作権ありなので)・・昨日の喜正さんは演じていて気持ちよかったー・・とか。
また、本来の舎利では、三宝を踏み破ることで、天井を蹴破ることを表現するとか。
片山清司さんは、大きなお堂を作って突き破る演出もしたこともあり、そのお堂が足にからんだまま動いたなんていうこともあった・・これは見ていて怖かった・・と萬斎さん。

今後もいろいろ能楽現在形は未来の能のために行っていくのだろうが、
萬斎さんとしては具体性を求める人は「舞台能に」、イメージで世界観を楽しむ人は「能楽堂で」と言ってました。でも、広忠さんは「こんどは能楽堂で」とも。

三人の天才は、多分、本当に、今後の能を危惧しているのだろう。
かつてのそれぞれの親たちが苦労した時代を知っているからこその果敢な挑戦。
さてさて、未来へ・・どうなのかなー。

私は、能楽堂というこのシンプルな世界観を信じたい。未来でも。

写真はパンフレットを開いたところ。黒地にグレーの刷り。開けると大きな月、右側は萬斎さんからのメッセージ。この月が暗い客席でときどき光ってまぶしかったです。

3日目の宝生の金井雄資さん・・すみません行きませんでした。
すごくぴったりでよかったらしいです。
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by ginsuisen | 2008-06-26 09:17 | 感激・舞台
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