大好きな能楽鑑賞から料理まで、日常さまざまの記録
by ginsuisen
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能楽現在形 融・舎利1日目
世田谷PT版 能楽現在形の20日、21日と連続行きました。

20日は3階の3000円席。
どうだかなーと思うほど、最初からスモークが立ち込めて、
舞台はほとんど暗くて、実際に始まるまで見えませんでした。
舞台の床も真っ暗、両サイドに囃し方と地謡が斜めに座ります。

初めの演目は「融」・・20日は観世喜正さんです。
舞台奥には大きな月が映されて・・謡がエコーのように流れ、そこに喜正さんが登場。
3階席のせいか、喜正さんの背の高さを感じません。
面がグレー、白い装束で、本当に死人のように見えました。
奥のスロープから降りて、平なところをすぎ、手前のスロープを降りてきます。
次第に、月の灯りの中で、生彩を見せ、思い出に浸りながらの舞が始まります。
この舞・・この前の広忠君の紀尾井町ホールでの小書きのものと同じかなーとも
思うのですが、あのときのクルクル感よりは装束のせいか、
ゆったり平安の時を感じました。
その間の、ピーピー、トントン、オートンの吹きまくり、吹き返し、
打ち続け~には耳が疲れるほどというか、ずっとの囃子に酔うようでした。

休憩時に、友人の母(初めて見た)は、幸弘君が倒れるのではないかと思ったと言ってました。
そうなんですよね、あの体で吹く姿は心臓発作寸前ですもの。

後半は舎利。お目当ての片山清司さんがシテ。
脇は欣也さん。奥のスロープを横切るように横に平らな橋掛かりというのでしょうか、
右手から登場です。
気がつくと、舞台右狂言座に萬斎さん。真っ暗なので登場に気づきませんでした。
舞台中央には台座がおかれています。
萬斎さんが泉涌寺のいわれをいいつつ、奥を示すと光り輝く舎利があります。
萬斎さんが台座に置くことで、奥の舎利殿に場が移ったことになります。
そこで、欣也さんが祈っていると・・左手から、スーッと足疾気の清司さん登場。
着物は僧のようですが、頭は鬼のように髪がバサーっとなっています。
舎利を盗んでいくところの美しいこと。
瞬時に天井の屋根を模した柵のような枠が落ちてくるような仕掛け。
揺り戻せ揺り戻せ・・道成寺の間狂言と同じように、舞台左から転げて萬斎さんが登場。
ここで、足疾気と舎利と韋駄天の謂れが語られます。
後シテは、まがまがしい衣装で鬼の面に舎利を抱えて登場。

舞台奥には稲光が映されて、ミラーボールの照明も。
ここからは、韋駄天(関根祥人さん)との追いかけっこ。
あとのトークで、萬斎さんがウルトラマンといってましたが、
橋掛かりからトンと降りたり、ここと思えばまたアソコのように舞台を縦横に動きます。
ときどき、光の柱も立ったり・・それにしても、この暗い床で
よく動きましたー。


c0092027_12372847.jpgアフタートークは
三人(幸弘・広忠・萬斎)がまず登場して、萬斎さん司会で始まる。
こういうときの司会はダラダラしているのが萬斎節か。
(実はこのダラダラ感は私は好きでない。なんとなくイヤイヤに聞えるのだ)

まず幸弘君の感想「シテがいつ落ちるのではないかとヒヤヒヤだった」
特に融は一三段の舞の小書きつき。
「五段、五段、三段と吹き続ける、13日の金曜日ではなく、一三段の金曜日」だったと幸弘節でまず一発!きました。
幸弘「ま、ぼくはどこでもふけます。この前も、成田でこれなんですかと聞かれれば全部吹いてみせますが・・」
ハイハイとなだめるような萬斎さん、にっこりの広忠君。
で、広忠君は「通常の能舞台では、立ち方の後ろから押し出し押し上げるように囃して舞台を作り上げるのだけれど、昨年は、まったく後方・影の位置で、一体感がなかった。今回はエプロンスタイルで、それは解消されたと思う、ただ、水蒸気のスモークがすごくて、
大鼓には非常に打ちにくい舞台だった」と。このとき幸弘君「湿気があって、シッケイしました~」

萬斎さん・今回の舞台は、床にピアノのようなリノリウムを貼ったのだそう。
これはいままでの世田谷PTの三本柱を出すよりも一歩進めて、
ひのきの板、屋根で囲まれた能舞台の世界観をこわし、
劇場という空間で舞台を作ることにしたのだそうだ。
だから、開口一番に「三階席が今回はお得」といったのか。
ほんと、映り込みがきれいでしたー。

そのため清司さん「何ごとも大魔王の言うとおり・・それにしても、奈落の底に落ちる感じで、向きがわからず、孤独感でした。深海に突き落とされて、左右天地がわからない状態というのでしょうか」
幸弘「昆虫ならば触覚があるけれど・・ですね」

萬斎(?)「それだけ、応用能力適応能力が試されるわけです」
清司さん「ツレを何回見失ったことか、あったと思った光の柱がなくなる。普通は1回の申し合わせですが今回は2回しました。それでも、デキナイ?とか無理では?といわれると・・・・それはヤラネバと思って。精神的ハリをもって、お客さまからもらって演じました。こういう舞台はダイレクトな反応がこわい、とにかく無事に戻るようにと考えてました」
あー、さぞ、怖かったでしょうね。関根祥人さんのコメントもお聞きしたかったです。

それに対して、萬斎「あえて負荷をかけたわけです」
命がけの舞台、相当な精神力が必要だったのでしょう。

さてさて、この能楽現在形・・未来形になっていくのかどうか。

韋駄天=稲妻と思えない世代にはアーヤッテ稲光を照明で見せねばならないのかなー、とふと思いながら帰路へ。

質問「舞台で何が一番辛いか」
「立膝でじっとするのが辛い。子供時代から3分間じっとすることから稽古してきた」
「楽をしないところを超越したところを楽しんでいる」
「笛も吹いているほうが楽・待っているのは辛い」
「そうですね、大鼓も打っているほうが楽」
 なるほどね、見ているほうも居グセのときは辛いワー。特に、砧とかねなんて思いました(今でも忘れられないMOA舞台の「砧」・中正面。何もみえず、動かずで、まだ能を見るのが初心者だったので、こんなに能を見るのって辛いのかと思いましたもん)

それにしても、素顔の片山清司さん・・舞台後のせいでしょうか、
お顔は紅潮・・かわいらしくお品がよかったわー。

幸弘君、さりげなく、舎利などお能の絵本を清司さんはたくさん書いていますと紹介。
すると「今回、それを読んでやっとわかったの」と萬斎さんたちにからかわれていました。
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by ginsuisen | 2008-06-25 13:44 | 感激・舞台
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