大好きな能楽鑑賞から料理まで、日常さまざまの記録
by ginsuisen
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5月 友枝昭世の会へ
待ちに待ったというか、本当に久しぶりの能楽堂へ。
それも友枝昭世の会です。5月24日土曜日 14時~@国立能楽堂
(今日は脇の席)

始まる前に、資料室で「源氏物語と能」の展示をしていたので、
見てきました。源氏物の能衣装や源氏絵、本などが置かれていました。
中でも、野々宮の長絹が美しかったです。
海老茶のような紫系に、たんぽぽや小さな野の花が箔押ししてあります。
それから、おもしろかったのが、
「襲色目 有職装束の決まり」という名前のついた書き物。
重ねる装束の表の色と裏の色の決まりの色見本帖。
時間がなく、ざっとメモしたので、
次回、もう一度確認し、メモしてこようと思っています。

c0092027_18541060.jpg


初めの狂言、伊文字は、ゆったりとした東次郎さんの謡と舞にうっとり。
まるで、クラシックバレエのような美しさといったら可笑しいかな。
でも、そんな感じに見えるのでした。
休憩時間、京都で千作ジイチャンの伊文字を見てきたばかりの友人が
ぜんぜん違ったと言ってました。
「いのつく国は、いのつく国は~」いっしょにクイズをしている気分になりました。
今のおバカ芸人ならば、なんて答えを出したかなー。


休憩をはさんで、いよいよ「求塚」
男二人に求愛され、困り果てて、鴛鴦を撃てたほうをなどど問題を出してしまう。
結局、鴛鴦の死を見て、娘は川に入り自死する。
葬られた塚を求めてさまよった、男たちは、塚の前で刺し違える・・

そんなすくわれない、哀しい話。
どちらも嫌いと言えなかったかも。
今の時代には、わからないくらいに古風な女心。

前シテとシテツレの謡が美しい。
まさに、春先のことで、空にはヒバリが~
下にはレンゲたんぽぽの花盛り。ではありませんねー(つい、ちりとて気分に浸った私です)

若菜摘む生田の小野の朝風に猶冴え返る袂かな
木の芽も春の淡雪に
森の下風猶寒し
深山には松の雪だま消えなくに都は野辺の若菜摘む~


美しい乙女のシテでした。
大島さんのシテツレ、橋掛かりに帰る姿の斜め前傾の完璧なこと!

塚の中に入ってからのシテのお召し替え、ずいぶん時間がかかったおりました。

後シテは、痩せ女の面。白い着物に袴も白を感じる薄い黄色系の大口袴。
パンフによれば水衣・白練壷折大口。

パンフに痩せ女の足が効果的とありましたが、違いがよくわからなかったです。
でも、八大地獄の煉獄で、自らのために、二人の若者を死なせてしまった苦しさに
耐えられずに、いまだに成仏できない娘の辛い悲しみを
深く深く、感じ入りました。
またもや友枝マジックワールドへ引き込まれ、謡本を閉じて、
最後まで、舞台にすっかり注目してしまいました。
霊となった女は地獄の様を再現する。
「火宅のはしらに、縋りつき、取りつけば、柱は忽ち火焔となって、
あら熱や堪へがたや~」と床几から立って、塚の中で、柱をつかみ、両手を放して、
顔を覆い、慟哭する、そのすさまじさ。熱い柱が今そこにあるようだった。
哀しさの深さ。

ワキ僧の読経で救われたのだろうか。
静かな静かな友枝さんの姿がそこにあった。
あー、救われたのだと・・安堵した思いになる。
見所一体となって、静かな静かな拍手一つ、呼吸一つみだれない終り方だった。
本当に思わず、息詰まる思いだったので、ハーッと溜息だった。

先日のNHK伝統芸能入門で、
演じるために何かしているのかというような
水原紫苑さんの質問に、「ただ、ただ、謡本を読む」と答えた友枝さん。
今日の舞台で伝えたいことはなんだったのだろう。
たったささいな恋への答えが死までつながってしまう。
人間の生きていく上での人と人との関わりが生む連鎖のような生き方だろうか。
生きるも地獄、死しても地獄。

素直に生きたいものだ。

パンフ解説に松本隆さんの名前発見。
最近、隅田川オペラの台本を担当したと、キッチン5の優子さんから聞いたばかり。
松本さんと仲のいい優子さんは
そのオペラを見に行き、泣いたと言っていた。こんどお能を見たいとも。
それなら、絶対、友枝さんねと答えていたのだ。
松本さんは、江口で友枝さんを知ったと書いてあった。
ちょっと縁だなーと思った。

この日、舞台の始まる前、水原紫苑さんに遭遇。
思わず、この前のTVがよかった、水原さんの質問や解説がとてもよかったと
お伝えしてしまった。以前、水原さんを知っている友人がご挨拶したときに、
一緒にいたものだから、つい。お着物でないのですかと聞くと、
今日は雨だからと答えてくれた。細い細いパンツ姿でした。
TVと同じ、びっくりお目目ちゃんだった。

終了後、紫苑さんの言うとおり、外へ出たら、雨でした。
5月の雨。

・狂言 「伊文字」
 シテ 山本東次郎  アド 山本則俊 山本則孝

・能「求塚」
シテ 友枝昭世 
ツレ 大島輝久 内田成信 
ワキ 宝生 閑  ワキツレ 高井松男 則久英志
アイ 山本東次郎 
笛 一噌仙幸  小鼓 鵜澤洋太郎 大鼓 柿原崇志
地謡 友枝雄人 狩野了一 長島茂 金子敬一郎
    粟谷明生 粟谷能夫 香川靖嗣 出雲康高
後見 塩津哲夫 中村邦生

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by ginsuisen | 2008-05-29 18:54 | 感激・舞台
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