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大好きな能楽鑑賞から料理まで、日常さまざまの記録
by ginsuisen
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喉の薬から入浴指南まで 小三治さん聞いてきました
能を見るようになったら、別の世界にも興味がわいて・・・
落語好きの友人のご指導のもと(ありがたいことに、二人もいる!)、
新宿末広亭に初めて向う。京都のご友人も上京。

南口から新宿三丁目へ。なんだかなつかしい道。
小さな路地にありました。3時すぎに到着。昼夜入れ替えなしなんだそう。
これで、夜のトリ・小三治さんまでだ。
中は、桟敷席に囲まれた1階と桟敷中心の2階。
桟敷といっても斜めになっていて、みんなあぐらで手すりによっかかったり、足を投げ出したりしている。さすがに、足と腰の悪い、我ら、しばらく2階の後ろの椅子に座って、
昼席の終了を待って、1階へ移動。
いやー、すごい人。
まんざいの「ゆめじ、うたじ」さんではないけど、平日に、この人たちどうなっているの?と自分を棚上げして、思うほど。ま、平均年齢高いから、それなりにかもしれないけど、
結構、若い人や会社員風もいる。
しかし、寄席はいいなー。ほっこりしている雰囲気がある。
お茶が飲めて、おせんべも食べられる。
映画館のようなポップコーンでないから匂いもないのがありがたい。
喉の薬から入浴指南まで 小三治さん聞いてきました_c0092027_14385770.jpg

小園歌さんが、三味線で、どどいつや、出囃子をしてくれる。
志ん朝さんの出囃子で、ちょっとほろっとなったファンがいたのではないかしら。

昼の主任は園歌さん。すごくなつかしいお顔だ。
天皇家によばれて落語をすることになったまでを語る。ちょっぴり、庶民との違いを語りながら、
笑わせてくれる。お元気だ。

夜の前座に、こみちさん・・池袋でもお目にかかった。キリリとした襟元のきつけが
すがすがしい。きれいな肌をしていて、とてもかわいい。
途中、大神楽で、またまた小雪さんにお会いできた、うれしい!
あごにドンドン屋台骨をのせて、茶碗を置いていく。
きれいでうまいなー。
しげるさんの、西条八十もよかったー。
「唄を忘れたカナリアは~」この唄は、私の大好きな唄。
なぜか、これを聞くたびに、ちょっと泣けてきてしまう。

落語に詳しくない、私にもお顔は知っている、金馬さんに、円蔵さんも登場。
なんだか時間の流れを感じさせない、やさしい話ぶりだ。

紙きりの正楽さん、この日は雪見酒、横綱土俵入り、福田首相を切りました。
ちゃんとひいきの人は、まん前に座っているようで、さっとファイルも用意していた。

さてさて、最後は
座布団もかわり(座布団を持ってきた人もそれまでの人と違う。お弟子さん?)
湯のみ茶碗も用意されて、待ってましたとばかりの小三治さんの登場。
客席の息をのむような、間に、にやっと笑う。

よくわからないが、いつもよりすごく長いマクラだったのだそう。

まず、最初は、喉にイソジンが効くと思っているかもしれなけど、
効かないからはじまり、ハジアズレというのがいいという。
小三治さん、このうがい薬にしてから、具合がいいそう。
お嬢さんも(日頃は父親のいうことは聞かない)、これだそうだ。
さらに、ハチミツ(それもビワ!)を、筆で、喉の奥に塗るのだそう。

そして、さらに、さらにマクラは続いて、入浴の仕方にまで及んだ。
何日か前の読売新聞に載っていたもので、
湯船に入ったり、出たりを5回繰り返す。
出たときに何もしないと間は持てないので、右腕を洗う、また湯船につかる。
次は左腕、次は足というようにすれば、5回出たり入ったりも難なくできる。
これをしたら非情非常に具合がいい。まるで、我が家の小さな(入る格好をして)湯船が、
温泉に変りますよ。体がぽかぽかになる。小窓をあけて、どこか冷気があるとなおいいと。

聞いていて、そうそうとうなづいてしまった。
まさに、私の入浴法に近いのだ。
もっとも、私のは、熱いと感じる湯のあとに、冷たいと思う水を足先から、大腿骨まで、
側面に当てる。手先から腕まで当てる。心臓には当てない。
これを5回ほど繰り返す。
最後は、出来る人は、
お尻(肛門)から下腹部、みぞおち、胸骨の中心~喉~眉間~頭のてっぺんにあてる。
実は、かかりつけの医者からの処方。
血管のための運動になるそうで、散歩やジョギングに近い効果があるというのだ。
去年の夏から始めているので、冷たい水も今や平気。これ、西式の温冷入浴に近いとか。

小三治さんもしている!とうれしくなった。

やっとはじまった、落語は小言念仏というもの。
念仏をあげながら、鉄瓶のわいているよとか、赤ん坊のおもらししたよ、おもらしには、鉄瓶の湯をかけろ、畳の目にそってふきなさい、外の泥鰌屋に声かけ、泥鰌汁の作り方まで、
念仏をあげながら小言で指南する話。
でも、赤ん坊が寄ってきた瞬間に、満面の笑みをした。本当にそこに赤ちゃんがいるよう。
赤ん坊には、小言親父も笑みになり・だ。
あったかい、こちらまでうれしくなる顔。
でも、この親父、なんでもよく知っているなー。
お湯がわいたら、蓋を切る・・なんだかなつかしい日本語。
前座さんがやった「元犬」にもこの言葉でてきた。今は使わないかも。
蓋を切る前に、ガススイッチを切るだもんね、今は。

すべて、ありがたいご指南でした!
「それとなく」のほうに載せようか、迷ったのですが、こちらにしました。

ハチアズレについては、saheizi親分に詳しくあります。
このマクラに行くまでの楽屋の話など、要所要所、いい感じの話がいっぱいです。
by ginsuisen | 2008-01-19 14:26 | こんなことあんなこと
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