長らくブログを休んでおりまして、
言い訳はいくつあっても足りないくらいでございます。
ひとまず、無事に新年を迎えております。
しかし、年越しの仕事もかかえ、60歳を超えているのに、いいのかと、
自問自答しつつ、ありがたいと思うことにしようと、納得。
今年も分とく山のお節を娘が購入してくれたので、楽をさせていただいています。
作ったのはおナマスとお雑煮と黒豆だけ。
ナマスのダイコンを切っていると、いつも思い出すのは子供のころのお正月前の準備の日。
母は台所で、八つ頭や高野豆腐を煮ている。鍋からは湯気が立っている。おナマスを切っているのは
2番目の姉。器用なので、細く細く切ります。
3番目の姉は、きんとん作り。その日のお芋の色が悪いといって、再び金時芋を買いに行かされて・・
そして、私は味噌っかす。石油ストーブの上で、金柑の蜜煮を煮たり、
母が作る淡雪缶の手伝い(ただ、鍋を見ているだけ)や、
大根にたらこを包むだけ・・とか。
長姉が旦那さん(義理兄ですね)を連れて、里帰り。
そんな前日の光景です。
遠い、遠い日々。
昨日も八百屋のおばちゃんと「うちではね~お父さんが全部用意して、羊羹も作ったの」
「昔は朝起きると、枕元に新品の下着が置いてあったわね」
なんて、話をしました。
昔の女たちのなんと忙しかったこと。
さて、さて、写真は、築地で求めた瀬戸内の煮干し。
乾物屋の伏高のオジサンの言う通り、千葉のより「上品」な味。
そのまま食べても美味しかったです。
煮干しは、背筋真っ直ぐなものがいいそう。
私も、背筋ただします。
今年もよろしくお願いします。