大好きな能楽鑑賞から料理まで、日常さまざまの記録
by ginsuisen
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今年も見てはいたのです
能の感想がすっかり滞っている。

見てはいたのです。
ただ、3・11以降、なんだか感想を書くことも何もかもぼーっとしていたような気がします。

現実、仕事は、振出に戻り、上りまでが苦しんでいました。
3・11を経験したあとで、どう表現すればいいのか、そればかりに追われていました。
ともかく、思ったことを表現していくしかないと腹をくくったときには、もうトンネルを抜け、
あとは進むだけでした。
そんなだったなーと思うと、何を見ていたのだろうと振り返ってみたら。

友枝さんのお能は、
4月の喜多流自主公演はどうしても行かれませんでした。ファイトがなかったのだと思います。
ま、腰が抜けていたんですね。

●6月3日 日経能 天鼓でした。
父が打つ、池の中で呼応する。
老人だったシテの悲しみは、この春のたくさんの悲しみの人を演じているようだった。
天才少年の鼓の舞は、天使のようでした。
フワフワとした中に、父の鼓と呼応する喜びに満ちていました。

狂言は、萬さんの蝸牛。日経能は、友枝さんには萬さん、浅見さんには万作家という組み合わせ。
ありがたい。おかげでなんとかチケットを購入できるわけですな。
萬さんの蝸牛。やわらかくあたたかく、滑稽で。
友枝さんの能の前の緊張をやわらげてくれる。
ここで、万作家だったらどうだろう、このやわらぎとは別のシニカルな笑いに心が緊張したかもしれない・・なんて。


●2011年9月14日(水)
東京能楽囃子科協議会定式能

ずいぶん前に購入した安くてお得なチケット。
仕事が大変な時期で、青息吐息で到着したら、友枝さんは休演。
代役は塩津さんだった。

山本さんの狂言
塩津さんの三輪。
やはり、この時代の山どうしの愛の伝え方は、大きすぎて、実感がわかない。
大和の景色を体感するしかないかなー。

●そして、広島・宮島へ。
今年は大好きな融が見られる・・勇んで行きました。
脇の椅子席の2列目。結構条件が悪く、舞台を実感できなかった。
もちろん、塩汲みの風情、幸弘君の永遠まで続きそうな笛の音の中での、
繰り返される舞の美しさに酔いしれたのですが・・
やはり、桟敷席がいいなー。
宮島の夜は美しく、時は10月10日まさに満月という明るさ。
静かな波。

朝、余韻が残るような神社まで散歩する。
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来年もこれるだろうか。

融は再び、国立能楽堂にて見ることに。

●その前に、友枝会。
「雄人さんの清経」。

妻は佐々木多門さん、この若い夫婦の緊張感がよかった。
形見の髪だけを渡されても満足できない妻。
夢に現れ、事の始終を語り、舞う清経。
きれいでしたー、ぶれない姿に圧倒されました。
以前にも拝見したはずなのに、雄人さんのぐんと大きくなられた感がしました。

「仕舞 小さい大風君が田村、雄太郎君は船弁慶」。
大風君も、立派な舞。大きくなられましたねー。
体は小さいけれど、大物の舞でした。
もうすっかり大きくなった雄太郎君、声がそろそろ変声期かなという感じ。
しばらく大きくなる前の、烏帽子折くらいをなさってくれるとうれしいなー。

「狂言は文荷」
萬さんのひょうひょうとした姿がゆらゆらとして、やわらかな笑いが心地よかったですー。

「六浦の友枝さん」。
六浦は、金沢八景の称名寺が舞台のお能。
秋になっても、1本の楓だけは紅葉しない・・・それは、かつて、美しく紅葉した折に、ほめられた
ことから、功名をとげたからには、もう紅葉しない・・なんてメルヘンチックなお話。
里の女の前シテから後シテは楓の精となった友枝さん。薄黄色の装束が楓を感じさせます。

舞・・きれいでしたー。
 詞章も素敵です。
 秋の夜の。千夜を一夜に。重ねても。言葉残りて。鳥や鳴かまし。
 八声の鳥も数数に。八声の鳥も数数に。鐘も聞こゆる。明け方の空の。
 所は六浦の浦風山風。吹きしおり吹きしおり。散るもみじ葉の。月に照り添いて。
 からくれないの庭の面。明けなば恥かし。暇申して帰る山路に。
 行くかと思えば木の間の月の。行くかと思えば木の間の月の。かげろう姿と。なりにけり


以前に称名寺に行ったこともあります。大きな池のある静かなお寺。
金沢文庫の図書資料室もありました。
確か、夏に毎年、萬斎さんが薪能で狂言をするところです。


そして、「石橋の友枝さんと真也さん」。
これがすばらしかったです。
真也さんも、しっかりと親獅子を追い、追いつき、じゃれあい、
友枝さんはそれを受け止める。
激しく、緊張感が高まる石橋・・いいですねー。
脇は宝生閑さん。
橋掛かり(私の席近く)を帰る二人の獅子。息が上がっていたのは・・真也さんでした。
すごい、友枝さん!

こんなに緊張し、かっこいい石橋・・もう二度とみられないかもねーと友人と語りながら帰宅しました。

●12月16日 国立の定例公演で友枝さんの融!でした。
このチケットは、偶然にもe+でゲット。初めてです。しかも正面席。
なんという幸運でしょう。

「狂言は雁礫」。初めてだったかも。おもしろい。
わかっているけど、フムフム、弓矢の念力で雁を落としたのよねー、主さん。
でも、礫で落としたというのもよく考えると・・
雁は、烏帽子で表現・・狂言らしいですねー。
萬家でしたので、のんびり、おっとり、ほんわか。

「能・融」宮島とは別の感情がなぜか沸いてきました。
幾星霜後、かつての栄華を頼りに老人が来る・・
それだけで、涙がでそうになりました。
あの老人はもしかして、・・と思えてしまったのです。

そこからは、そのまま融に入りました。
後シテの美しい貴人の姿は、平安の時代そのもの。
ゆるゆると舞う姿、月も見えます。
庭も見えます。なんと優雅な。
ありがたい、舞台でした。
今年の見納めにふさわしく、満ち足りた気分になりました。

同時に東北の地の人たちの多くが、かつての地への思いに魂がさまよっているのを感じました。

脇は欣哉さん、父上そっくりになってきましたねー。
笛は杉一和さん、宮島の幸弘君とは別の鋭さのなかに柔らかさを含む笛の音が、
舞っている間エンドレスに響きました。
宮島では幸弘君がやはりエンドレスでしたね、それはそれは天の舞のように。

ということで、まとめての感想でした。

今年が暮れていきます。
いろいろありすぎて、いっぱいいっぱいの気持ちですねー。

来年が本当に良い年になりますように。

春は必ずめぐってくる・・そんな気持ちでいたいです。

このつたないブログにお越しいただいている方、ありがとうございます。
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by ginsuisen | 2011-12-27 22:03 | 感激・舞台
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