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大好きな能楽鑑賞から料理まで、日常さまざまの記録
by ginsuisen
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田中一村展 
暑い暑いと思っているうちに、早、9月半ば、更新1ヶ月も経ってしまった!

間に、能の感想をポツポツ書いてはいるのですが、未公開です、すまん(誰も期待してないですね、怠け自分にカツ!かな)。

さてさて、大雨の今日。思い切って行ってきました。千~葉~です。遠かった~~へとへと。
横浜から72分。家を出たのは9時。ついたのは、10時50分、雨のため、横須賀総武線は東京まで。
東京からは別電車で千葉~でした。

千葉美術館は千葉市役所の中。それにしても千葉駅のタクシー乗り場は階段下。わかりずらいぞ、外部者には。
駅を降りたときから、嫌な予感。おばちゃんたちのグループいっぱい、美術館にもそう、いっぱいでした!!
今週の日曜美術館で紹介されたから、のようです。

私が田中一村を知ったのは、かれこれ15年前。友人からの案内で見た展覧会が、1995年だった。
「孤高の画家」とそのときの図録にある。

そして、今回、千葉美術館15周年開館記念。
栃木に生まれ、千葉に20年住み、奄美に渡り、生前はその作品を公表することもなく、無名のまま逝った
田中一村。今回、千葉時代の新たに発見されたものを含め、250点の回顧展なのだそう。
前のものより、ずっと多いのだ。
田中一村展 _c0092027_083729.jpg田中一村展 _c0092027_085338.jpg


うーん、すごかった。
南画の影響というか、南画の持っている、静謐で、勇壮さ、優美さをぐぐぐっと感じた。
以前、南画風の南宗瓶華という華を、習っていたのだが、まさに、それだった。

襖絵の間垣のような菊の配置、華、枝が自然にあるままでありながら、すっくと凛としている。

表には、あでやかな牡丹の赤、薄桃色の花々、裏面は水墨画のような竹蘭の花。
そこに書かれている漢文には、竹蘭がいかに芳香がいいか、
かの武帝の時代に~などど細かい文字で書かれている。

5歳からの絵、10代の筆。とても大胆で、若さがみなぎっている。

以前の展覧会で感動した、一村が初めて入選した「白い花(山帽子)」の絵と対面したとき、思わず、
あ~!とため息が出てしまった。

奄美の自然、夕焼け、朝日・・
ほとんどモノクロームのような「枇榔樹の森」の前では、自分が森の中にいるような気持ちになって、
ふーっと深呼吸をしてしまった。

遠かったけど、いってよかった。次は奄美の美術館ですって。
それよりは千葉はまだ近いからよしとしないと・・。
26日までです。
田中一村展 _c0092027_092721.jpg

展覧会場の解説のほか、あたたかい文章の解説などたっぷりの図録。重かった~。
by ginsuisen | 2010-09-17 00:10 | 映画・本・美術館
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