大好きな能楽鑑賞から料理まで、日常さまざまの記録
by ginsuisen
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夏のセルリアンタワー 友枝昭世さんの忠度
見てまいりました、久しぶりに友枝さんのお能を。

毎年、盛夏のセルリアンタワーで行われる友枝さんのお能。
今までは、1日に昼と夜の2曲という大変な組み方だったが、今年から、1曲のみ。
それも、狂言なしのお能だけという実にさっぱり。
いつも、暑い暑い日ざしの中でかけこんで、急激なクーラーの冷えにぐぐっと眠くなってしまい、
見損なうことが多いのがこのセルリアン。
今回は少し早めに着き、1階のレストランで、珈琲とケーキで落ち着く。珈琲はホテル仕様なので、苦く、
お代わりを2回もすると眠気も暑さもふっとんで能楽堂に向かえた。

解説は青柳恵介氏。
朴訥な中に、実に深い話っぷりにすっかりのめりこんでしまった。
忠度がなぜ、戦途中で引き返し、京の俊成の屋敷まで来て、
千載和歌集へ、自分の歌を載せてほしいと願ったかの思いが伝わってきた。
そして、それは戦がすぎ、平家の時代ではないころにやっと完成したがゆえに、「詠み人知らず」とされる。
この「詠み人知らず」には3種類あるそう。
①本当に、どこの誰かわからないけれど伝承のように伝わった歌の場合
②身分の卑しい庶民のもの
③身分が明らかであるが、時の権力に対して、名前が載るとまずい、朝敵の場合。
忠度は③のために、詠み人知らずとされてしまった。
しかし、歌の器量のほどはすごく、本来ならばきちんと伝える人であったのだ。
俊成の子・定家は、新古今和歌集を編纂し、忠度として出しているのだそう。
後世に、生きていた証を残したい思い・・それが、戦途中引き返しての話となり、お能になったのだろうと。

また、平家は、武士でありながら、貴族のような暮らしをなぜしたか・・について青柳氏は、
文化を理解できたからこそであり、
ただ、贅沢三昧をしたのではなく、歌を嗜み、それが貴族たちに認められるほどであったこと・・などもある。
また経政は、青海波を舞った姿はさながら光源氏を思わせた・
そう、平家は、源氏物語世界を自分たちの現実世界に再現しようとした人たちだったようです(三田村先生の本より)。

さて、お能ですが、脇の閑さんの謡がまたよかったです~。
そして、前シテの友枝さん、薄い茶色の肩衣の老人。思いをこめた問答から、念を感じる。
で、後シテ・・あー、青年!
そうなんです。思いだけで、この地を守っていて老人と同一人物とは思えないさっそうとした若武者姿。
薄い白に近い若草色の袴に緑の直衣。
生きた証をただ後世に伝えたいその一心が伝わってきます。
戦場面もすごかった。腕を落とされ、なお源氏の兵と戦い、とうとう首を落とされてしまう・・
でも、見るからに公達。箙に刺さった矢にある短冊。
その短冊に「行き暮れて、木の下陰を 宿とせば、花や今宵の 主ならまし」とあったのですねー。

暑い暑い中、いっときの清涼を味わった気分でした。
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by ginsuisen | 2010-07-19 14:44 | 感激・舞台
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