大好きな能楽鑑賞から料理まで、日常さまざまの記録
by ginsuisen
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夏の能 セルリアン能楽堂 友枝さんの班女と通小町
このところ、すっかり能の感想を書いていない。
頭の中はすでに忘却100%。セルリアン 能楽座 ダイナース能と3回も行っていたのですが。

ひとまず見に行ったものを書いておこうと思う。

●恒例真夏 7月セルリアン能楽堂の友枝さん2本建て
7月26日@渋谷セルリアン能楽堂

いつもながら真夏の昼間と夕方の番組にご出演。
それも第一部が終わって、30分もしないうちには二部の開場。
観ているこちらでさえ、頭の切り替えができないのに・・
友枝さんという方のすごさを感じる一日だ。
毎年、私はというと、熱暑の中に到着し、突然の冷蔵庫のような地下の能楽堂に入り、
どーんと沈没してしまうのですが、今年はなんとかもちこたえました。

解説は馬場先生。
馬場先生はいつもお若い。解説に知っていることを情熱を込めて、たっぷり盛り込んでくださる。
第一部の班女は、楊貴妃と同じように、寵愛を受けながら、吉田少将と別ればならなかった遊女花子の話だ。
この花子は、狂言の花子にも通じていたりするのかなーと思ってみているとおもしろい。

私は、班女は初。

遊女花子は、野上の宿で吉田少将から形見として取り交わした扇をながめて物思いばかりにふけっているので、
宿から追い出されてしまう。そして、あてどもなく物狂いの姿になっていく。
そこへ、再び、東国からの帰途、立ち寄る吉田少将。宿を訪ねても花子はいない。
都に戻り、下賀茂神社に参詣すると、今は班女と呼ばれる物狂いとなった花子がいる。
花子は神社に祈っていたのだ、少将との再会を。
少将の従者から舞い狂えといわれ、舞うのです。

さて、その花子が友枝さん、美しく可憐なことこの上なし。
せつない恋心を舞う姿は、もう陶然。
相手の少将は閑さん。
二人が楊貴妃の故事と同じく形見の品・花子は扇ですね。これを閑さんがホラと取り出し、見合わせ、再び取り交わしたときの、なんとも晴れやかな閑さんの頬がポッとするような温かい愛の満ちた空気に包まれていました。うーん、にくいわー。

その前の萩大名、万之介さんがお元気でよかったです。
それと竹山さんも立派になられて・・とオバちゃん見所気分で見ました。
この萩大名の和歌。いいですよね。こういう風流が室町の武士たちのたしなみだったのだなーと。
班女にもたくさんの和歌。このあたりを身につけないと・・と思うのですが、
なかなか私には無理のようです。

1時開演が3時40分に終わり、4時には第二部開場、開演4時半です。
蝋燭能ということで、狂言が終わって、休憩後に火入れです。見所のほうもあわただしいのですから、
演者の方々はさぞ、と思います。

狂言は清水。万作師がシテ、主は万之介さん。絶妙コンビの心地よい清水。
滑稽さの中に、相手との長い関係が見えるこの清水、結構、好きです。

さあ、能は、通小町。
小野小町への愛を伝えた深草少将は、まるでかぐや姫への求婚者のように、
100日通いを求められ、雨の日も風の日も鬼の出るような暗い夜も、欠かさず通い続け、
あと一日・というときに、故郷の母が病となり、やむを得ず帰ります。
小町はそれをゆるせずに許さなかったのです。

毎日木の実や薪を持ってくる女がいる。僧は女の素性を今日こそ問いただそうとします。
木の実を語るに、歌や故事を表現し、自らを名乗りません。
当時は、私は○○ですと女からは言わないのだそうです。ほのめかすのが品があるということです。
小野小町であるとわかるような歌を詠むんですねー。風流ですね。

小町をとむらっていると、かわいらしい若き小町が登場します。
大島輝久さんです。かわいい、きれいな小町!大島さんの揺るがない姿勢が気品を感じさせます。
そこへ、シテ深草少将・友枝さんがやっと登場です。
99日も通ったのに、許さなかった女が一人成仏するなど許さない「さらば煩悩の犬となって、打たるると離れじ 恐ろしの姿や袂を取って ひき留む~」地獄の底までも連れていくぞとばかりに、
後ろから袖を取って、肩をぐっとつかんだときの瞬間がすごかったー。煩悩の犬・なんですね、あれが。

そして、99日の通いを舞いで見せます。
その間の、小町は、自らのわがままが、男をここまで狂わせてしまったことに反省をしていたのでしょうか。
かわいい顔が次第に後悔のような表情になっていたはずです。

僧・閑さんは、二人とも祈って成仏させてくれました。

うーん、一つ。情欲は死後も強いわけですね。
二つ、男って、母の元へ行くのね、あと一日で99日も通った女への望がかなっても。
三つ、これは私の経験?なんちゃって、嫌いな人は100日だろうと1000日だろうとイヤだもんね。
なんちゃって。テヘ。







第一部 13時
・狂言「萩大名」 和泉流
 大名 野村 万之介  太郎冠者 竹山 悠樹  亭主 深田 博治  後見 岡 聡史

・能「班女」 喜多流
 班女 花子 友枝 昭世  吉田少将 宝生 閑
 従者 殿田 謙吉 大日方 寛
 野上の宿の長 野村 万作
 笛 槻宅 聡、大鼓 亀井 広忠、小鼓 曽和 正博
 地謡 佐々木 多門、友枝 雄人、金子 敬一郎、粟谷 浩之
   狩野 了一、粟谷 明生、粟谷 能夫、長島 茂
 後見 塩津 哲生、中村 邦生


第二部 16時半

・狂言「清水」 和泉流
 太郎冠者 野村 万作  主 野村 万之介  後見 深田 博治

・能「通小町」 喜多流
 深草少将の霊 友枝 昭世  小野小町の霊 大島 輝久
 僧 宝生 閑
 笛 槻宅 聡、大鼓 亀井 広忠、小鼓 曽和 正博
 地謡 井上 真也、狩野 了一、金子 敬一郎、粟谷 浩之
   粟谷 明生、粟谷 能夫、塩津 哲生、中村 邦生
 後見 長島 茂、佐々木 多門
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by ginsuisen | 2009-08-26 09:37 | 感激・舞台
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