大好きな能楽鑑賞から料理まで、日常さまざまの記録
by ginsuisen
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2008年の最後は 花供養
そして、クリスマスも過ぎた、26日、同じく寒い宝生への階段を上がって、見に行ったのは、
白州正子、没後10年記念多田富雄・新作能「花供養」です。

c0092027_2214081.jpg


初めに、川瀬さんによる華活け。
これもお目当てだったのです。かつて見た立花供養がすごかったので。
それはそれは厳かに、舞台中央に、花台を置き、花瓶(黒い備前かなー)に、
白い椿と柳の1枝を活けただけ。柳の枝をくるんと回して、形を決めた川瀬さん、すごかったです。

しかし、このお華・・休憩をはさんで、本舞台が始まる前には、さっさと片付けられました。
まるで、お懐石の食事の後始末のように、川瀬さんの懐に包むようにささっと。

何もなくなったところで、ワキと作り物(屋根の上には白い椿がたっぷりと)と登場です。
で、ワキが、正子さんの本を全部読んだ・・といいながら、縁の地に来てみると・・と始まります。
そうです、今、鶴川にあるあの武相荘ですよね。
(あそこねー・・遠いですねー。鶴川って)

うーん、これね、正子さんがいかに多くのすごい友人たち&夫とともに人生を過ごし、
お能にも造詣が深くて、晩年は、その思い出とともに、さらにエッセイストとして境地を開いて、
それはそれは、すばらしい、婆となっていたという、いわば老女ものの能として、
書き上げている・・ま、こんな風に受け取る私が浅薄ではあります・・ごめんなさい多田さま。
多田富雄さんが、身近な存在の白州さんの心情を表現したのでしょう。
そして、身近な梅若六郎さんが白州さんになり、舞う。
それはそれで、うーん、六郎さんは思い出の中で舞う白州正子の心を美しく浄化し、気持ちがこめられていたと思います。
そして、能を若くして、舞うのをやめたのは、両性具有の存在に、なりたかったという気持ちから・・みたいなことなんだそうです。
で、間狂言はなんと、女優の真野響子さんが、着流しの着物で、登場し、語るという設定。
うーん、決してね、下手ではありませんでした。ちょっと滑った箇所のあったけど・・
でも、必要だったのかなー。
あえて、間によって、人生を語るなんてなくても、十分、脇への前シテの説明でわかったのではないかと思いました。

それに、私自身は、白州さんの印象は、もっと俗気のある、おもしろい婆さんだったのではないか、最後まで、探究心と好奇心にあふれ、美味しいものを食べ、好きなところに行き、
言いたいことをいい・・寒いからといって、暖房も入れずに、熱いからといって冷房もせず、
網戸もない、あの鶴川の家で、いつも帽子やターバンをかぶり(頭洗っていたのかなー、それとも私と同じで美容院嫌いか)・・そんな生活をしていた・・。
で、能を断念したのは、自分の女としての存在を知り、能は、両性具有とかではなく、それを超えたもっと浄化した存在にならないとダメだと悟ったからではないか・・と勝手に思っていました。
同時に、当時の梅若実さんたちの天才たちを目の当たりにして、同じ舞台に立つのは・・と思ったのではないか(勝気だから)。
そして、見なくなったのは、そうした天才が次々にいなくなり、見る価値の人がいなくなった。
それよりも仏像や草木の中に、大きな存在を感じだのではないか・・
しかし、晩年、友枝喜久夫の能と出会い、再び、大きな世界観を得ることができた。
だからこそ「老い木の花」という文章が生まれたのでは・・と私は勝手に解釈していました。

そういう意味で、多田先生のように身近な方が、あのようなプライベートな正子像としてシテに仕上げてしまうと、なんとなく??の気持ちでしたが。

ま、正子さんの本の読者としてのすべて、身勝手な言い分かもしれません。

真野響子さん・・は、果たして、正子さんと交流があったのかどうなのか。
交流があったから舞台に間として立ったのならいいけれど。
なんだかなー。これから調整するのでしょうけれど、
仲良しこよしで、白州さんを追悼しているようなものを見た気分でした。


ごめんなさい。かなり冷たい目線だったかも。

地謡で登場されていた柴田稔さんのブログ→
この日の内容やお花などの写真が丁寧にのっています。
柴田さんのブログは、花供養続編もあります。
それによると、NHKで2月22日にドキュメンタリーで放映されるみたいです。
今年は白州正子年でしょうか。うーん、なんだかなー。
そっとしておきたい人です。地蔵のように。
笑っているのではないかなー、このもてはやし方を見て。
それとも好きかなー、こういうの。




第一部
献花 花人 川瀬敏郎 笛 松田弘之

第二部

花供養 白州正子の霊 尼 梅若玄祥
旅の男 宝生欣哉 
大鼓 亀井広忠  小鼓 大倉源次郎 笛 松田弘之 太鼓 助川治 
正子を知る者 真野響子

地謡 川口晃平 松山隆之 谷本健吾 長山桂三
    馬野正基 柴田稔  梅若晋矢 角当直隆
後見 山中冴晶 清水寛二
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by ginsuisen | 2009-01-19 21:58 | 感激・舞台
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